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リビングダイニングの壁一面に 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf

埼玉県ふじみ野市の新しいマンションにお住いのお客様、そのリビングダイニングに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」縦7コマ×5コマを設置していただきました。床から天井までの壁一面に造作家具のように納まっています。今後、本棚としてよりもリビングダイニングの飾り棚としてお使いになるご予定です。本棚の前の空間は開放的な対面型のオープンキッチンと繋がっている空間で、ご家族にとって居心地の良いスペースになりそうです。

リビングダイニングの壁面に

マルゲリータの本棚は、縦板と横板に切れ込みを入れて相互に嵌合させて形作られています。両サイドの縦板と横板とは最小限のボルトで止められていて、ボルトによって両側から締め付けられるような力が働いています。側板にはボルトの頭が等間隔に並び、この面のビジュアルアクセントにもなっています。平面方向への剛性は本棚の四隅に置かれたブレース材によって確保されていますから背板を設置する必要がなく、棚板を通して背後の壁が見える構造です。通常ではブレース材は一番下の段に配置していただくのですが、本件では下から2段目に置かれています。本棚の背面には標準仕様で巾木よけのカットが入っていますので、壁にぴたりと沿わせて設置されています。本棚の右端を梁に沿わせて設置してあり、梁下にできた隙間によって、低い位置にあるコンセントを塞がない配置となっています。本棚の左側とキッチンの壁とのスペースが少し開いていますが、本棚の背後の壁が見えているために、この縦長の空間には壁と本棚との連続性が現れています。キッチンと窓との間をつなぐこの壁面に本棚がごく自然に馴染んでいます。

リビングダイニングの壁面に

壁と天井には白いクロスが貼られ、フローリングは明るいホワイト系で、見た目にも清潔なイメージの室内です。キッチンのワークトップに配された黒い石材がクールなアクセントになって壁面を引き締め、その対面の窓にかけられたカーテンの柄の白と黒のバランスが、室内全体のモノトーンの分量と呼応しています。この室内の大きな壁面の前に本棚が置かれています。本棚の素材は、どこか暖かみが感じられる質感を持ち、明るい木の色はフローリングの色彩と見事にマッチしています。背後の壁とその前にぴたりと置かれた棚板には、三連の天井灯の光が少しずつ重なりながら届いているのでそこにニュアンスのある影が映し出されて、印象的な柔らかい奥行き感が生まれています。この影の前面に棚板の見付による細いグリッドラインがハイライトとして現れて、リビングダイニングの壁面に大きなタペストリーがかかっているかのような効果を生み出しています。


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