新宿区でスマホ関連のアプリを開発している企業さまの作業室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」縦7コマ×横5コマの本棚を配置していただきました。建物の構造のため室内に壁が張り出していますが、本棚はその屈折した部分に沿って置かれていて、まるで造作家具のように納まっています。本棚には仕事関連の書籍が並び、専用オプションの引き出しが４台導入されていて小物なども収納されています。2,400mmある縦板の上端はこのオフィスのスケルトン天井までは届かないため本棚の上に空間ができていますが、その結果、開放感が生じています。一番上の段には転倒防止の金具が取り付けられています。
大量の書類ファイル、参考資料、カタログ、商品見本、伝票類、文具、備品のストックなど、事務所には様々なモノが存在し、それぞれに適した収納場所が必要になります。この大きな壁面収納もすぐにも満杯になってしまうのかもしれません。デザインの揃ったファイルボックスやフォルダを使って整然と仕上げるのか、あるいは色も形状もバラエティに富んだ様々なコンテンツが大量にびっしりと詰め込まれていくことになるのか、いずれにしても、視界の最前面には棚板の見付による15mmのラインが描くグリッドがくっきりと現れて、全体のビジュアルを統一して整え、美しい壁面に進化させていきます。この本棚は、オフィス内に大容量の壁面収納家具としての高い機能を提供する一方で、木材の質感と柔らかい色合いによって優しい雰囲気をもつけ加えます。
下から3段目には「CD収納用引き出し」2台、「A4書類収納用引き出し4段」「A4書類収納用引き出し2段」が1台ずつの、合計4台の専用アクセサリーが置かれています。これらは奥行き350mmの本棚専用のオプションツールで、セルの中に挿入して使うカセット式のユニットです。配置の変更も、入れ替えるだけで簡単に行えます。下から3段目は平均的な身長の大人がこの前に立つとちょうど視線が届き、屈み込まずに出し入れのできる使い勝手の良い位置です。細かい文房具や工具、書類のストックなどを収納して頻繁に出し入れするのに便利なポジションですから、セルを４等分した引き出し、浅い引き出し、深い引き出しのバリエーションをフル活用してオフィスで使う小物を分類できます。専用アクセサリーは「見せない収納」を実現しています。指をかける穴が１つ空いているだけの前板は視界を遮ってコンテンツの安全な保管を実現すると同時に、壁面収納の一部にソリッドな景観のゾーンを形成しています。これら専用アクセサリーはセル内部の空間を活用し尽くすために考案されたもので、この他に仕切り板や整理ボックス、それらのサイズバリエーションがあります。
また、ビスで側板に固定する組み立て式の「トレー」のご用意もあります。ペーパーレス化がどれほど進んでも、オフィスから紙の書類を全くなくしてしまうことは難しいものです。収納のための工夫が凝らされた専用アクセサリーを活用して、機能的で効率の良いオーダーメイドのオフィス環境をお作りいただけます。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。