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猫のいる本棚 壁一面の本棚 奥行250mm / Shelf

お客様よりいただいた「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」のお写真を紹介します。

目黒区のメゾネット型集合住宅の一室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」縦7コマ×横7コマタイプを設置していただきました。天井の高さに合わせて棚板上部をカットしてありますが、この壁面の上部には梁があるので、縦板背面の上部にも梁の厚みを吸収するためのカットを施してあります。新しいお部屋の床から天井までの壁一面に綺麗に納まった、まるで造作家具のような壁面収納を形成しています。

猫がいる壁一面の本棚

明るいブラウンのフローリングと白い壁と白い天井、そこに白い作業デスクが配置され、間接光で満たされたナチュラルな雰囲気の明るいお部屋です。窓際に置かれた観葉植物の緑の葉を通る少し翳りを帯びたランダムな光が室内の様子をいっそう和らげています。本棚は壁一面に広がる大きな家具なのですが、無塗装で明るい色の木材の質感がお部屋の内装とマッチして、穏やかな雰囲気の中に溶け込んでいます。窓から差し込む光が本棚の表面に映り、本棚の前面にはグリッド状のハイライトが描かれています。

マルゲリータの本棚は、縦横の棚板に切れ込みを入れて相互に嵌合させて組み立てられています。両端の側板と横板とは最小限のボルトで止められ、両側から締め付ける形で固定されています。本棚が軋んだり斜めに歪んだりしないための平面方向への剛性は、四隅のセルに設置されたブレース材で確保されているので背板を取り付ける必要がなく、厚さ15mmの棚板が描くグリッドを透かして背後の壁が見える構造になっています。本件では一番上のセルの棚板にはカットが入っているので、通常より一段下にブレース材が配置されています。一番下の段の背後の壁にコンセントがあって、つないだコードを本棚の裏側に通している様子が見えています。棚板は相互に短いスパンで固定されているために荷重に強く、奥行250mmの本棚では1コマあたりの耐荷重は約30kgあります。重いコンテンツを充填しても棚板にたわみが生じることはほとんどありません。

猫がいる壁一面の本棚

本件の写真は2013年に撮影された画像です。猫たちが、そのエレガントな姿をミニマルなデザインの本棚の上に現しているこの瞬間は、極めて印象的で美しいスナップへと昇華しています。

本件のように猫の佇まいと本棚の姿とが美しく調和する様子が、マルゲリータの本棚の秘められた機能として愛猫家たちから次第に注目されるようになりました。そして、リクエストに応じてときおり作成していた特注のツールをもとに、愛猫との暮らしのための専用のオプションツール「猫ステップ」が開発されました。

猫ステップ」はセルに挿入して設置する、奥行250mm350mmの本棚専用の後付けタイプのオプションツールで、2種類の奥行の規格に対して、幅1コマ用と幅2コマ用をご用意しています。パーツを組み立ててお好きな位置のセルに挿入するだけで、本棚の前に猫専用のスペースが作り出されます。猫は、壁一面の本棚に並べられた書籍のコレクションを背景にステップ伝いに床から天井まで広がる本棚を登ったり降りたり、気に入った場所から人間たちの様子を眺めたり、あるいは人の存在などは完全に無視して自分だけの世界に悠々と君臨したりすることができます。

猫がいる壁一面の本棚

奥行き250mmの本棚専用の、収納用のオプションツールも開発されています。

キャスター付き収納ボックス」は、棚板のない最下段に挿入して使います。見せない収納を実現し、シンプルな外観は本棚の足元のビジュアルをソリッドに整えます。取り付けられたキャスターは単一方向に動くタイプなので出し入れがしやすいのも魅力です。

トレー」は後付けのオプションで、スリ桟つきの枠を両脇の縦板にビスで固定してそこにトレーをセットします。トレーには3段、4段、5段のバリエーションがあり、A4サイズの書類などを水平に重ねて収納できるようになります。


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Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

マルゲリータお客様使用例をYouTubeでもご紹介しています。