本棚に紙の書籍がある生活

今では電子書籍も出回っています。電子書籍ならば、置く場所が必要ないそうです。そして、読み終わってから、その本の処分を考える必要もないそうです。しかし、わたしは、やはり紙の書籍のほうがいいと思います。書斎や本棚に保管している書籍が、だんだんと色あせてくることも味わいがある生活の一こまだと思っています。そして、それも自分の生活の一部になっています。

わたしが子どものころには、インターネットはありませんでした。したがって、文字で書かれる情報は、すべて紙の媒体から入ってくるのでした。漫画を読む場合もあれば、単行本を読むこともありました。もちろん、テレビを見ることもありましたが、本を読む時間はたくさんあったと思います。そんなことから、現在でも、電子書籍というものには抵抗を感じてしまいます。それについては、なんとなく、自分は若くないからかなあとも思っています。

slf-lr_voice09_02自分が大学生の頃にも、まだインターネットはありませんでした。そして、暇さえあれば、本を買って読んだことを覚えています。狭い下宿住まいでしたが、安いカラーボックスを本棚の代わりとして使っていました。立派な書斎は所有していませんでしたが、カラーボックスにたくさんの書籍が並べられている光景は、まさに本棚といえることができたと思っています。

その頃にも、もちろん図書館というものは存在していました。しかし、わたしは、本を購入することにこだわっていました。本を借りるのでは自分のものになりません。本を購入し、それを読んで、自分のものとして本棚にしまっておくことに意義を感じていたのでした。

そんなことから、今も我が家の本棚には、古くなって色があせたような書籍がたくさん並んでいます。このようなものに経済的な価値はないと思いますが、自分にとっては、大切な財産だと考えています。今の自分の考え方も、こういった書籍の影響が大きいと思っています。本というものが、自分の人格形成に強く影響したと思っているのです。

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