岐阜県にお住まいのお客様の事例です。幅約10mにもなる細長いロフト空間を活用し、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきました。本棚は勾配天井やエアコン設備の配置に合わせて丁寧に高さを調整しており、4段の高さで整然と並んでいます。吹き抜けに面した箇所も含めて計4列の本棚が連続的に配置され、壁全面をコミック本で埋め尽くす大規模なストレージスペースとなっています。


一般に建築基準法で定められたロフトの天井高は1.4m以下のため、大人が立って歩くことが難しく、ここでは床に座ってじっくり本を選ぶスタイルが必然的に生まれています。


ロフトに足を踏み入れると、一面に並べられた膨大なコミック全集が目に飛び込んできます。さらに、本棚に収められたコミックの背表紙は視覚的に美しいグラデーションを描き、それ自体がインテリアの一部として空間を彩っています。




加えて、ロフト空間の細長い形状は、自然にパースペクティブ(遠近感)を生み出し、奥に進むほどに視線が奥深く引き込まれる印象を与えています。ロフトという制限のある特殊な空間が、むしろコミックコレクションの収納場所として相性が良く、書籍とアートポスターの組み合わせが独自の世界観を醸成しています。

















また、ロフトへのアクセスには階段または梯子が用いられるため、日常空間から切り離された静かな書庫や趣味の空間として、集中して読書を楽しめる環境が整っています。このように空間の制約を逆手に取り、非日常的な読書体験を提供できる場所として機能しています。

この事例と関連するプロダクト

壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。美術全集、画集など大型本の収納に。
その他の事例を見る


