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都会を見下ろす高層階のリビングに 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf

都会を見下ろす高層階のリビングに | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.97)
都会を見下ろす高層階のリビングに | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.97)

大阪府の高層マンションにお住いのお客様のマルゲリータ使用例です。広いリビングダイニングの一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきました。窓側の壁とキッチン脇の柱との間のスペースに収めるために、向かって右側には縦7コマ×横5コマの本棚を、左側には縦7コマ×横4コマに調整した本棚を配置して、2台を連結してお使いいただいています。大きな床までの窓を通して、キッチンからもダイニングからも、都会の景色が広がっているのが分かります。飾り棚も兼ねた本棚がその脇の一面を造作家具のように覆っています。

都会を見下ろす高層階のリビングに | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.97)

棚板と収納されたコンテンツの背後に壁が見え、最前面には棚板の見付が描くグリッドラインが壁一面を覆います。最上段の上部には天井へと続く壁が見え、高い天井の開放感が強調されています。本棚は書籍を収めているだけでなくオブジェクトを並べて飾り棚としてもお使いいただいています。本棚に書籍を収納すると、どうしても前のめりの方向への力が働きますので、棚板が床と接する部分には楔を噛ませてあります。

都会を見下ろす高層階のリビングに | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.97)

この部屋にいると、視線は自然に窓側の明るい方向へと向かいます。大きな窓を通して見えるスケールの大きな都会の景色と、窓と窓との間のトラバーチンの貼られた壁面に設置された大型テレビ画面が視線を強く誘導するため、壁面に置かれた大きな本棚はどちらかというと背景としての性格を帯びる傾向になります。本棚のグリッドラインで整えられた壁面は配置されたコンテンツの気配を含みつつ、大きなタペストリーのように広い壁面を包み、安らいだ印象を与えます。

都会を見下ろす高層階のリビングに | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.97)

四隅に配されたブレース材によって水平方向の剛性が確保されているために、本棚には背板をつける必要がなく、納められたコンテンツと棚板の間をすかして背後の壁面まで視線が届きます。上段のセルには比較的多くのブランクが残されているためその空間を通して背後の壁にまで光が回りこみます。さらに、棚の最上部から天井までの壁は本棚に隠れることなく見えています。本棚と壁との視覚的なバランスによって、この壁面の先に実際には見えることのない想像上の奥行きまでをも感じられるような効果がもたらされています。最上段では縦板が等間隔に並んでいるため壁と棚板との間には濃さが少しずつ異なる陰影が生じ、和室の欄間飾りのように光が遊動するゾーンとなりリビングの上空に明るさと爽やかさが生まれています。

都会を見下ろす高層階のリビングに | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.97)
都会を見下ろす高層階のリビングに | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.97)

左右上下の棚板と背後の壁によって作られた小空間が等間隔に並んでいるので、配置されたオブジェクトの周囲を取りまく空間がセルの真ん中に求心力を作り出して、置かれたモノの存在感が際立つ魅力的なディスプレイ空間が生まれます。


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Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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