福島県郡山市にあるインテリアショップ「Labotto Living Style(ラボットリビングスタイル)」様は、多様な生活スタイルに対応する家具やインテリア雑貨を、独自の視点で選定・提案されています。国内外の幅広いメーカー製品を扱い、来店者一人ひとりの要望に応じたきめ細やかな提案を行っているショップです。
このたび同施設内に移築された木造平屋の住宅をお借りし、「Tavola 座卓」および「Tavola 文机」シリーズの撮影を実施しました。住宅は釘や金物を用いない在来軸組工法によるもので、素材や構造に日本の伝統的な住空間の特徴を備えています。室内には囲炉裏を中心とした正方形のダイニングテーブルと造作の長椅子が据えられ、畳敷きの小上がりが玄関に連なる動線の中に組み込まれるなど、空間全体が和の要素を基盤としながら現代的な使い方にも対応する構成となっています。
Tavola 座卓
かつて日本の住まいに広く浸透していた「床に座る」生活様式。その中心にあったのが座卓です。現代では習慣としての低座生活は薄れつつありますが、床に座る姿勢を前提とした空間において、座卓はいまも意味のある選択肢であり続けています。










「Tavola 座卓」は、床からわずかに浮かんだように見える天板の姿が印象的で、極力構造を抑えたシンプルな造形が視覚的にも特徴的です。低座の暮らしが持つ落ち着きを、現代の住まいに再び呼び戻す存在といえます。

Tavola 文机
「文机(ふづくえ)」は、書物を読んだり筆をとるための家具として日本で長く親しまれてきました。江戸時代には文人や公家に愛用され、格式ある書斎の象徴ともなっていました。小窓のある壁面に向かい、床に座って使用する姿が典型的なスタイルです。

「Tavola 文机」シリーズは、この伝統的な形式をもとに、現代の用途に合わせて再構成したものです。奥行きを抑えた薄型のローデスクは、パソコン作業や筆記に適したサイズ感で、現代の住まいにも取り入れやすい仕様となっています。床に座るという動作に寄り添いながらも、現代的なワークスタイルに柔軟に応える家具です。









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