神奈川県のマンションにお住まいのお客様。奥さまとお子さんが仲良く共有し、それぞれの仕事や学習、習い事に取り組むスペースに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきました。この空間はふたつの部屋にまたがって構成されており、一見するとさまざまな要素が散りばめられながらも、不思議と落ち着きと一体感を感じさせる空間となっています。

室内には白い電子ピアノ、ワークテーブル、全身鏡といった一見バラバラに思える家具が置かれています。しかし両部屋を仕切る門型の壁面を黒く塗装することで、空間全体に深みが生まれ、それぞれの要素を受け止める背景がつくられています。さらに額装されたフェイクグリーンや、リヤドロのフィギュアが飾られた菱形格子のガラス扉付きキャビネットが加わり、落ち着きの中に美しいアクセントを添えています。










本棚の下段には専用の「Shelf キャスター付き収納ボックス」が配置され、 A4書類収納引き出しやファイルボックスなどの「Shelf 奥行350専用カセット」が整然と収まっています。さらにセルサイズにぴたりと合うBISLEY製の引き出しも組み合わせられ、既存の家具と新しい収納が自然に共存しています。こうした細部の工夫が、使いやすさと美しい秩序を生み出しています。また本棚の一部には猫ステップも設けられ、愛猫が軽やかに棚を登る姿がこの空間の一部として溶け込んでいます。





一見すると家具や要素が入り混じり、カオス的にも見える構成ですが、そこには「モノに対する確かな基準」と「選び抜かれた配置」があります。その結果、雑然とすることなく、むしろ奥行きと広がりを感じさせるコスモス的な空間へと昇華しています。家族がそれぞれの時間を過ごしながらも均整が保たれ、住まいの一角に日常と特別が共存する場が生まれました。


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