都内のマンションにお住まいのお客様。リビングから可動間仕切りで仕切られたスペースを、ほとんど趣味のためのオーディオルームとしてお使いになられています。両サイドに構えられたスピーカーと、本格的に組み込まれたLPレコードとCDを楽しむための機材。その中心に据えられているのが「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」です。梁下にぴたりと収まるように設計された本棚は、オーディオ機器の配置に合わせて割付寸法を調整し、ほぼオーダーメイドのかたちで構成されています。


下段にはアンプやプレーヤーといったオーディオ機器類と、それに連なるレコードやCDの収納がまとめられています。音楽を中心とした趣味のための「機能的な収納」として計画されており、視覚的にも落ち着きのあるリズムを持っています。一方で上部は通常の書棚として使われているほか、バスケットを組み合わせることで「見せない収納」としての役割も担っています。大容量の収蔵力を持ちながら、生活感を抑えた端正な印象を保っています。








さらに、この空間には猫ステップも設けられています。本棚の一部を利用したステップは、愛猫が軽やかに棚を上り下りできる仕掛けとなっており、オーディオと書籍に囲まれた趣味の空間に、暮らしの温かみを添えています。





音楽と本、そして猫との共生。趣味に軸足を置いた特別な一室でありながら、日常の中に自然に溶け込む空間。その中心に据えられた本棚が、オーディオルームを一つの完成された居場所としてまとめ上げています。



この事例と関連するプロダクト

壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。美術全集、画集など大型本の収納に。
その他の事例を見る


