都内のマンションにお住まいのお客様です。
そのお住まいのリビングの壁面に、「Shelf 開口部のある本棚」を設置いただきました。
室内は、木目の天井と明るい床面、赤を基調としたラグによって、落ち着きの中にも柔らかさのある空間として構成されています。その一面に、黒いアクセントウォールを背景として本棚が置かれています。


本棚は、シナ合板の素地を活かしながら、白色を薄く重ねた特別な仕上げです。一見すると通常のシナ合板にも見えますが、背面の黒い壁面との関係を考慮し、白系の色味がわずかに加えられています。木の質感を残しつつ明るさを持たせた本棚と、奥行きのある黒い壁面が対比し、収納家具でありながらリビングの印象を決定づける壁面となっています。


中央には大きな開口部を設け、書籍を収める棚面の中に余白をつくっています。開口部の背面には黒い壁面がそのまま現れ、そこにアートやレコードジャケットを置くことで、壁面の一部が展示の場として機能しています。周囲のセルには書籍、雑誌、レコード、資料などが整理され、収納量を確保しながらも、中央の開口部によって本棚全体に抜けが生まれています。
右側にはレコードが縦に並び、下段には大型の資料や書籍が収められています。左側には椅子や観葉植物が置かれ、本棚の前が読書やくつろぎのための場所として使われています。床に敷かれた赤系のラグと、白く仕上げられた本棚、黒い背面壁が重なり、リビング全体に静かなコントラストをつくっています。







この本棚は、単に壁面を収納として使うための家具ではなく、黒いアクセントウォールを背景に、書籍やレコード、アートを一体的に見せるための構成です。お客様のご希望により、背面の色彩との取り合いを重視して仕上げを調整することで、既存の室内に自然に馴染みながら、リビングの中心となる壁面収納が形成されています。




この事例と関連するプロダクト

開口部付きの壁一面の本棚。大型TVを置いてリビングボードとして。


