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柱を4面で取り囲む 開口部のある本棚 / Shelf

柱を取り囲む | 開口部のある本棚 / Shelf (No.05)

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都内にあるデザイン事務所で新しいオフィスの内部造作にあわせて特注の「Shelf 開口部のある本棚」「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をお使いいただいています。

柱を囲む

ワークスペースの中央に位置する柱を活用し、その周囲を囲むように収納棚を配置されています。

オフィスフロアの中央に柱がある場合、一般的には、柱を造作家具に取り込む、鏡面材を用いて存在感を抑える、掲示板やディスプレイ、時計などを設置して壁面として活用する、といった方法が検討されます。柱を目立たせないように処理するか、機能を持たせて積極的に使うかが設計上の課題になります。

本件では、柱の四面を本棚で囲むことで、柱そのものを収納の中心として活用しています。柱単体では扱いにくい存在になりがちですが、本棚の奥行を加えることで、各面が十分な幅を持つ収納面として成立しています。寸法調整を行いながら配置することで、オフィス内に自然に納まり、柱を含んだ一体的な収納家具として構成されています。四面が本棚となることで、業務で共有する書籍や資料をまとめて収納できる場所が生まれています。柱を避けるのではなく、収納機能を持つ家具として再構成することで、ワークスペース中央の要素を実用的に活用した事例となっています。

マルゲリータ本棚の特注事例
柱を取り囲む特注仕様

本棚を直角に並べる場合その角の内側が入隅の場合、そこはデッドスペースとなるため使い道に困りますが、本件での直角は出隅になりそもそもデッドスペースは発生しないため、至って有効にお使いいただけます。

その使われ方は別にして出隅でこうしたグリッドとプレーンな壁が隣り合うとイタリア、コモにあるジュセッペ・テラーニ(Giuseppe Terragni)(※1)カサ・デル・ファッショ(Casa del Fascio)(※2)のファサードを彷彿させます。期せずしてそのイタリア合理主義建築の代表的な作品の表層と似ているわけですがそのカサ・デル・ファッショ(Casa del Fascio)自体も実は似たような奥行きのあるファサード4面で中心部を囲みその中心部は巨大な空洞にしている点と少しだけ共通項がある様に思えます。もちろん厳格な黄金比で作られたファサード及び完全な正方形の平面計画でコモ湖の前に佇むこの名作と比較する事自体意味はありませんが構成そのものには似た要素があることが分かります。

柱の4面を本棚で囲む

(※1)ジュセッペ・テラーニ(Giuseppe Terragni)

ジュゼッペ・テラーニ(Giuseppe Terragni1904418 – 1943719日)はイタリアのモダニストの建築家、都市計画家。合理主義建築を代表する建築家。ムッソリーニ政権の基でインターナショナル・スタイルにいち早く反応しイタリアにおいて普及させようとした。同時に、新しいファシズム体制のための建築を多数設計している。

(※2)カサ・デル・ファッショ(Casa del Fascio)

カサ・デル・ファッショは、1932年に着工して1936年に竣工。 1936年はベニート・ムッソリーニ政権下であり、ファシスト党の地方支部として完成。 ここは、大衆参加の大規模なファシスト集会のために、ガラスのアトリウムを中心とした古典的な宮殿として概念化されています。 1957年からは警察の州本社がありました。

柱の4面を本棚で囲む
柱を取り囲む特注仕様
柱を取り囲む特注マルゲリータ本棚

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