2020年4月4日にグランドオープンした「まちテナ西東京」。
FM西東京株式会社とアスタ西東京株式会社の2社が協力して、田無駅の改札横に駅前情報発信基地が誕生しました。切符の自動販売機に隣接した細長いスペースには、「まちテナ ショップ」と「まちテナ スタジオ」が開設され、ショップを中心にFMラジオ、タッチパネル式の情報端末、動画、大型ビジョン、フリーペーパー、ホームページなどが連携しながら、地元の情報や商品を発信する拠点として活用されています。その「まちテナ ショップ」で西東京市および多摩エリアの魅力ある地場商品やモノづくりの一品を展示販売するための什器として、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を導入していただきました。これらはショップにフィットするように特注で加工して設置されています。

アンテナショップには、合計4台の本棚を導入いただきました。自動ドアから入って正面に見える壁面と、店内の冷蔵ケース奥の壁面に、それぞれ展示販売用の什器として設置されています。いずれも、店内に現れている柱間のスペースに納まるよう寸法を調整し、建築の構成に合わせて配置されています。
導入された本棚の一部には、上部に乳白色のパネルを組み込み、内部に照明を設置しています。光がパネルを通して柔らかく広がることで、棚全体に行灯のような穏やかな表情が生まれています。また、天板部分にも乳白色のパネルを用いることで、照明の光が天井面にも広がり、店内に落ち着いた明るさをもたらしています。各本棚には、「まちテナ ショップ」のシンボルマークが配置されており、什器としての機能だけでなく、店舗のイメージを構成する要素としても機能しています。商品を陳列する棚でありながら、照明、サイン、建築寸法との納まりを一体で考えることで、アンテナショップ全体に統一感のある展示環境が形成されています。

本棚中央部の4段の棚は全て商品展示用のスペースとして使われています。内側の3枚の横板の背面をわずかに短くして横長の照明器具を取り付けて棚板の背後に光源を設置しました。照明を取り付けたことによってお客様の視線が強く惹きつけられると同時に背後から光が当たった品物がより魅力的に見える仕掛けです。また棚が柔らかく光って店内が明るくなり、この光は店の外からもよく見えるため、営業中であることが一目で分かります。
下2段目の底となる横板は前面に約150mm延伸され、ここに浅いカウンターが作られています。お客様が店内に歩み入って見渡すと、このカウンターに載った商品が視線を受け止めて、その視線を店の奥へと誘います。最下段の全てのセルには把手とボール型キャスターを取り付けた収納用ボックスが収められています。メタリックに光るボールが収納用ボックスの下にわずかに見えることによって、極めてさりげない上質感が醸し出されています。陳列棚の直下は商品のストックや備品の収納に都合がよくスタッフの作業効率をも高めます。また、ボール型キャスターは小回りが効くので掃除の際などに軽く移動させることができるため、面積の限られた店内での使い勝手をよくします。
そしてもう1台は「まちテナ スタジオ」の左隣のショーウインドウ前に置かれたロータイプの縦3コマ×横4コマの本棚です。これはオープンシェルフとして設置されていて、ペデストリアンデッキを歩く人々の視線を「まちテナ ショップ」へと導いています。ショップの奥には「まちテナ スタジオ」へのドアと窓が見えます。その手前のレジカウンターも本棚と同じ素材で特別に製作されていて、店内は明るく柔らかい雰囲気に統一されています。

「まちテナ ショップ」は魅力ある地場商品やモノづくりの一品を紹介し、販売する、という目的で設置されています。ここにセレクトされている品物は、いずれも作り手の熱い想いと独自のストーリーを持ち、さまざまなジャンルに渡っています。したがってそれぞれの品物には、生産者の紹介やモノづくりの背景や特徴を説明するための説明を添えて、その品物の魅力が確実に伝わるようにする必要があります。同時に特定の品物だけを特別に強調する展示方法ではなく、品物それぞれがフラットに展示されることがここでは極めて重要になってきます。
ショップの限られたスペースの中に比較的小ぶりなアイテムを、多数のバリエーションで、しかも少量ずつ展開するために、グリッドで区切って均等に並べることができるマルゲリータの本棚が活躍しています。

ここに展示された品物は大きさも色合いもそれぞれに異なっていますが、その周囲は四角い枠線によってトリミングされて棚板と壁で囲まれた均等な空間に包まれています。形状がまちまちな品物も枠の中に並べると均等なグリッドによってボリューム感が整って、それぞれのセルには求心力と連続性が発生します。こうして展示された品物は個性を際立たせあい互いに調和しあって、地場商品が集積する魅力的なディスプレイ空間が出来上がっています。



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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。美術全集、画集など大型本の収納に。


