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2台連結してリビングの一面を壁面収納に 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf

2台連結してリビングの一面を壁面収納に | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.98)
2台連結してリビングの一面を壁面収納に

都内のマンションの最上階にお住いのお客様のマルゲリータ使用例です。
リビングの壁一面を大小2台の「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台連結して目一杯を壁面収納としてお使いいただいてます。机と椅子を使ったり座卓を使われたり目線の高さを気分で変えながら変わらない大きな本棚との位置関係を楽しんでおいでです。

向かって右側には既製品の縦7コマ×横7コマの本棚が置かれています。左側の2列は特注の本棚で、左の列は最上段をカットして縦6コマ、右の列は縦7コマです。本棚は床から天井まで届く高さです。リビングの右端の梁にぴたりと沿わせて設置しているため、本棚の左側の梁の下に少しだけ隙間ができています。この隙間は、梁の形状に合わせつつエアコンの配管を通すためにできたスペースですが、お掃除道具などの恰好の置き場所としてお使いいただいています。

左から3本目の縦の棚板の見付は他のラインの倍の幅がありますが、これだけのボリューム感の外観にあっては、その差はほとんど気がつかないほどです。このように2台連結した場合、隣り合う側板をビスで縫っていただければブレース板は全体で4か所になります。

2台連結してリビングの一面を壁面収納に
2台連結してリビングの一面を壁面収納に

壁一面を壁面収納に

リビングでの座る姿勢やその位置をどうするかという暮らしの動作のスタイルに関して、日本の住環境は非常にフレキシブルです。もちろん好みにもよりますが、スペースの都合やご家族の人数、身体機能の制限などによって様々なバリエーションが作られていきます。本件では、壁に沿わせたコンソールデスクとチェアを利用する座り姿勢での使い方と、座卓を使って床の上に座る姿勢とのバリエーションが用意されています。

目線の高さを気分で変えながら、その時々にふさわしいお好みのリラックス環境を作っていけるようになっています。壁面の本棚の大きな存在感は変わりませんが、座る位置によって目線の角度が変わるたびに少しずつ味わいを変えながら楽しむことができます。

それぞれの高さが320mmあり、縦に7段積み上がった大きな棚の景色は、視点の移動と連動して遠近法の図解のように視界が変わってきます。床の上に座って本棚を見上げれば、棚板の下の面が多く見えてきますから、窓からの光が当たる面積が大きくなり、明るい間接照明のような印象になります。椅子に腰掛ければ目線は棚の真ん中あたりに来るので、窓に向かう水平面が安定感を強調した視界を作って空間の広がりを見せてくれます。

2台連結してリビングの一面を壁面収納に

左側2列(特注)と右側の7列(既成)を連結した様子を正面から。この様に連結した場合にはブレース板(斜材)は全体で4か所になります。

2台連結してリビングの一面を壁面収納に

見せない収納

本件では向かって左側の窓側の2列ではファイルボックスなどを使った見せない収納が取り入れられています。下から2段目から上の4段は無印良品の白いファイルボックスをセルに収めて分類し、収納したモノが見えないようになっています。また、一番上の段の3つのセルでは籐のバスケットを使って様々なモノを視界から隠して収納しています。バスケットの中には「裁縫に関する道具」とか「ピクニックに行く時の道具一式」とか、関連するものをまとめて入れておき、必要な時にはそれらに関するモノをまとめて取り出したり片付けたりできますし、使わないときはひとまとめにして片付けておけます。

一番下の段の左から2つ目のセル、左端の列の下から3段目では、紙袋を使った収納をしています。こうしておくと、必要なときには取り出しやすいうえ、普段は雑多なモノが集積した視覚情報が写り込まないので本棚全体がすっきりとまとまった印象に見えます。壁面収納を活用しながらリビングの雰囲気を整える際に有効な手法です。

本件ではお使いいただいていませんが、マルゲリータの奥行き350mmの本棚には専用のカセット式のアクセサリーが用意されており、ファイルボックスや仕切り板、書類収納引き出しなどを用途に合わせてお選びいただけます。

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本棚の中の棚

本棚の中の棚|大量の蔵書を収納

セルの中に大量の本を収納する際に、その中身をどう整理したり把握したりするのが良いかは難しい問題です。本件では、右から3列目、4列目のセルで、3列で収納されている文庫本やコミック本の背表紙がセルの中で高低差をつけて収納されていますが、これは、専用アクセサリー「本棚の中の棚」を効果的にお使いいただいている様子です。

一方、左から3列目の一番下の段などでは文庫本が3列で置かれていますが、最前列の本のタイトル以外は隠れているので、よほどしっかり覚えていない限り把握できず、せっかくの蔵書の存在感が薄れてしまいそうです。これらの例を比較すると、本棚の中の棚を活用してセルの中に高低差をつけ、セルの中の空間を立体的に活用して背表紙が少し見えるようにするメリットが際立って見えます。

コミック本や文庫本の背表紙は、一冊一冊のデザインは個性的で強い色彩とコントラストを持っていますが、こうして整然と本棚に並ぶことで質感の整った色面を形成し、タペストリーのような効果すら発揮してきます。

本棚の中の棚
本棚の中の棚
2台連結してリビングの一面を壁面収納に
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Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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