世田谷福祉作業所の紙すき工房では、手すき紙「はんどふる」というブランドを立ち上げ、オリジナル商品を製造、販売をされています。作業所の利用者さんは希望により、商品製作や販売、営業活動をおこなうことで、就労に必要なスキル修得をめざしたり、経験を広げておられます。

その新しく移転した作業所の工房に作業場の床から天井までを占める壁いっぱいに、縦7コマ×横7コマの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置していただきました。この本棚の前の空間に「EXA デッキテーブル」が置かれ、広々とした作業用のテーブルとしてお使いいただいています。世田谷福祉作業所の紙すき工房では、手すき紙「はんどふる」というブランドを立ち上げ、オリジナル商品を製造、販売されています。作業所のご利用者様は、それぞれの個性やご希望によって、作品を商品として製作し、販売や営業活動をおこなうことで、就労に必要なスキルの修得をめざし、あるいは経験を広げたりなさっています。この作業場では、手すき紙の製作とそれを使った商品づくりを行なっています。本棚は、手すき紙の材料の保管と出来上がった作品の収納展示スペースとして、テーブルはワークテーブルとしてお使いいただいています。


本棚は、シナ合板の無塗装仕上げとし、縦板と横板を嵌合させて組み立てる構造となっています。背板を設けず、四隅に配置したブレース材によって水平方向の剛性を確保しています。そのため、収納物の背後には白い壁面が現れ、壁面と本棚が一体的に見える構成となっています。また、下部に位置するセルの背後にはコンセントがありますが、背板がないため本棚で塞がれることなく、そのまま使用できる状態が保たれています。
工房内は、白い天井と壁、浅いグレーの床が間接光を受け、明るく清潔感のある空間を形成しています。金属製シェルフや大型キャビネットによりメタリックな印象も見られますが、木製の大型本棚とワークテーブルが加わることで、空間に柔らかさと温かみが付与されています。この様な構成の仕方により、作業性、安全性、居心地の良さを兼ね備えた工房空間となっています。

本棚のセル内には、手すき紙で制作された作品が展示されています。本件では、作品展示および材料収納のために、奥行350mmの本棚シリーズ専用アクセサリーを複数活用しています。いずれもカセット式のユニットで、セル内に挿入して使用するため、用途や使い勝手に応じて容易に入れ替えが可能です。
上部には「A4書類収納用引き出し4段」を使用し、セル内部を細かく分割することで、小さな作品や材料を見やすく整理しています。下部には「A4書類収納用引き出し4段」の一部パーツを応用し、仕切り板をカード展示用として使用しています。また、取り外した引き出しは別のセルに配置し、カードや造花のパーツを並べる展示スペースとして活用しています。本来の用途を広げることで、小物を視認しやすく、取り出しやすい状態に整えています。
最下部には「ファイルボックス1列」を配置し、形状が不揃いになりやすい材料や備品の収納場所として活用しています。この様な構成の仕方により、展示性と収納性を両立させた、整理された作業空間が形成されています。

右端には「整理ボックス1列」を使用しています。このボックスは引き出し孔を設けないシンプルな仕様で、上部から内容物を確認しやすく、必要な物を直接取り出せる構成となっています。各アクセサリーは、水平線と垂直線を基調とした形状で構成されており、本棚の棚板によるグリッドと視覚的に連続しています。そのため、収納機能を付加しながらも、過度に主張することなく落ち着いた印象を保っています。この様な構成の仕方により、展示物の周囲に安定した余白が生まれ、作品や小物を見やすく引き立てる収納・展示環境が形成されています。





テーブルの端に「D.T.O.名刺整理箱 ロング」が置かれています。ロングタイプの名刺整理箱は12枚の仕切板で均等に区切られて、収められたカードが整然と並びます。木材の質感と手すき紙の風合いは相性が良く、品物を手に取って見たくなる佇まいが生まれています。幅600mmのロングタイプの他に、幅300mmのショートタイプがあり、複数の名刺整理箱を上下にスタッキングできます。


幅2400mm×奥行き950mm×高さ750mmある大きなワークテーブルは、もともと屋外用のガーデンテーブルとして作られた「EXA デッキテーブル」と言う製品です。板材をすのこ状に並べた天板の下の両サイドに脚立状の脚を組み合わせたデザインです。屋外での使用を前提としているこのテーブルの素材は、アセチル化木材「アコヤ」を使用しています。「アコヤ」は土の中でも水の中でも腐らない、シロアリに食べられない、湿気や水分で変形しないなどの性質を持ち、耐久性が高く、製造時に防腐薬剤や重金属を使用していない、環境にも人体にも優しい新素材です。本件では、脚立状の脚の間に木材のパーツが1本差し渡されています。これは、正しい脚の間隔を決定するために付属している設定定規です。このように設定定規を置いたままお使いいただくことも可能です。

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