DVDトールケースを収納する
神奈川県の戸建て住宅にお住いのお客様です。
リビングに隣接したアルコーブに「Shelf 壁一面のコミック本棚 奥行180 mm」を設置していただきました。床から天井近くまでの壁面を最大限に活用し、この本棚にDVDのトールケースを整然と収納されています。お部屋の外からでも、DVDコレクションが背表紙を揃えて並んでいる様子が一目でわかります。この本棚は「コミック本棚」という名称ですが、各棚の高さはDVDのトールケースを収納するのに適したサイズです。最上段と最下段を除く内部の有効寸法は幅325×奥行180×高さ200mmで、コミック本だけでなく、DVD、CD、Blu-ray、文庫本や新書などの小型書籍の収納にも最適です。収納されたコンテンツは、背表紙が正面から少し奥まった位置に整然と並ぶため、探しているアイテムをすぐに見つけることができます。
画像の中央左側には、ボルトが並ぶ縦板の一部が見えます。このコミック本棚の反対側にも、マルゲリータの本棚がもう一台向かい合って置かれていて、こちらにも大切なアイテムを収納するスペースが確保されています。両側の本棚が相まって、機能的な収納空間を形成しています。

グリッドに支配される
棚板はグリッド状に整列しています。コンテンツのために棚板を動かすのではなく固定されたグリッドにコンテンツを当てはめていくという発想で作られているため、本棚に収納されるコンテンツに関わりなく、本棚の前面には常に棚板の描く幅15mmのグリッドラインが現れてきます。このグリッドラインが、それぞれのセルに納められたコンテンツの形状や色彩やボリューム感、あるいは何も置かれていない空間を統一し、壁の前面を垂直に覆う大きな本棚をまとめていきます。
本件では最上段がブランクで、下部の2段にはごく少数のモノが置かれ、それ以外のセルにはほぼDVDがびっしりと並べられ、一部のセルにはVHSのカセットやCDのケースも収納されていますが、強い印象で視界に入るのは棚板と、それが描く整然としたグリッドです。DVDのケースは奥の壁に沿って置かれているので棚板の側面が45mmの幅で現れていて、その面が光を受けて力強い縦のラインを作り、最前面のグリッドラインを強調しています。大量のコレクションが収納されているにも関わらず、収納スペースが細かく区切られて棚板がよく見えているので、この壁面全体としてはすっきりとした印象になっています。
DVDコレクションによる壁面収納
こうしたコレクションを本棚に並べる際には、背表紙の集合体の見え方をどうコントロールするかが気になるところですが、マルゲリータの本棚に並べると、棚板の見付が描くグリッドラインの視覚効果で美しく整えることができます。ボリューム感のあるコレクションを壁面に収納、展開し、いつでも眺めるようにしておけるこの本棚は、圧倒的な大容量の壁面収納という際立った機能だけでなく、大切なコレクションのディスプレイスペースとしての魅力もまた、備えています。
奥行き180mmの本棚の大容量の収納力はコミック本やDVDの収納に適しています。これらのコンテンツはほとんどが定形で、棚に並べると、長い直方体を形成する横一列のグループと化します。その色彩に注目すると、1点ずつに強い主張があり、どちらかというと派手な配色が多く、背表紙に書かれたタイトルの字配りや文字のデザインもバラエティ豊かです。長編コミックなどが数十巻に及ぶ場合にはその集合体は大きなボリュームを持って本棚の上でまさしく「圧巻」という言葉が相応しい様相を示します。
奥行180mmの本棚でお使いいただける専用のオプションツールをご用意しています。「整理ボックス」「整理ボックス2列」はセルの中にぴたりと収まる専用の収納ツールで不定形のモノでもこの中に収めてしまえば「見せない収納」が簡単に実現できます。「トレー」は組み立て式のオプションで、スリ桟付き側板を本棚の縦板にビスで止めて3枚のトレーを乗せてお使いいただくツールです。セルの中を水平に区切ることで、細かいものや書類などを重ねた状態で収納できるようにします。
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