INTERVIEW
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松本 亮介 さん
京都大学博士(情報学)/さくらインターネット研究所主席研究員
見た目以上に頑丈なところが、
気に入っています。

松本 亮介 Ryosuke Matsumoto
京都大学博士(情報学)、さくらインターネット研究所主席研究員、情報処理学会各種幹事・委員、ITRC各種委員、松本亮介事務所所長、その他複数社の技術顧問。第9回日本OSS奨励賞など受賞多数。
僕がマルゲリータを知ったのは2017年に引っ越しが決まった頃のことです。昔は本をたくさん買って勉強をしていたので本の量がとにかく多くて、普通の本棚では到底入りきりませんでした。大量の本を収納するために天井の方まで収納に使える壁一面の本棚が欲しいなと思って調べていたらマルゲリータの本棚が出てきたんです。そこで2018年に引っ越しした際に導入しました。自宅にも、自宅の近くに設置したプライベートオフィスにも、マルゲリータの本棚を何台も設置しています。

実際に組み立てて使ってみると、この本棚は量がたっぷり入るのはもちろんですが、とにかくすごく頑丈なんですよ。しかもめちゃくちゃ重い。配達の人もびっくりするくらい重たい(笑)。普通の本棚には使ってみるとガクガク揺れてしまうものも多かったのですがそれがない。マルゲリータの本棚は見た目以上に頑丈なところが気に入っています。最初は本をメインに入れていましたが今ではいろいろなものを収納しています。フィギュア専用として使っている本棚もあります。
それから、机も気に入っています。プライベートオフィスには幅2,400mmのダイニングテーブルを設置してメインのワークデスクにしています。コンソールデスクとスタンディングデスク付きの本棚も導入しました。スタンディングデスクは立った姿勢でミーティングを行えるので運動不足を解消できます。想像以上に頑丈で、組み立てるのも重たくて苦労しましたが、出来上がるとグラグラ揺れるとかそういうことが全くありません。すごくしっかりしているな、仕事をするのにピッタリだなと思っています
改善を希望するとしたらデスクの脚ですね。オフィスで使っているのはスチール脚L型なのですが、天板の下の補強用の支えのパーツがテーブルの端まで来ています。天板を挟み込んで固定するタイプのディスプレイアームを取り付けようとすると邪魔になってしまうので、ここがもっと内側にあるとアームを取り付けられるようになる、そうなるとすごくいいなと思っています。天板の耐久性が落ちないようにしたいとも思っています。ホームページをみるとコーティングのようなものがあるようでしたが発注するときによくわからなかったんです。オプションで天板にガラス塗装ができるようですね。


僕はインターネット基盤技術の研究開発をする技術者で、いくつかの会社の経営に関わり、技術顧問などを務め、個人事務所も運営しています。そういうメインの仕事と並行して、模型モデラーやフィギュア写真の撮影、フィギュア紹介動画の配信にも取り組んでいます。
プライベートオフィスにはそのための作業スペースも本格的に装備してあって模型やフィギュアに塗装をしたり模型原型という量産用の原型のパーツを加工したりという作業を行っています。出来上がったものを写真に撮ったり動画にしたりしてアップするという作業で、どちらかというと国外向けに作っています。オフィスには自分で塗装したフィギュアなどを飾っています。自作の模型には大会もあるのですが、それに応募して雑誌に掲載されたものもありますよ。いろいろな人に見てもらえると嬉しいなと思いつつ制作しています。いずれは、パーツの加工だけではなく模型を1から作ることもやりたいと思っています。
マルゲリータの本棚を、フィギュアを飾るスペースとして活用しています。1つのセルに1体のフィギュアを飾っています。以前はLEDライトのついた内照式のガラスショーケースに飾っていたのですが、実は、ショーケースに写り込む自分自身の姿がフィギュアのスケール感を矮小化する、というか、現実に引き戻されるというようなことが起こってしまうのです。ところが、マルゲリータの本棚を、壁の前ではなく窓の前に置いてフィギュアの背後から光を受けるようにして飾ると、逆光の中にフィギュアの輪郭が見えて、しかも時間の経過とともに光が移ってキャラクターの見え方が微妙に変化していくなど、とても楽しめるんです。セル内に置かれたフィギュアには比較対象物がないので、スケール感が無限に広がるんですよ。2Dの世界から立ち上がった3Dのフィギュアを気に入った角度で配置すると、二次元の時には想像もつかなかった面白い見え方が展開されることもあり、とても面白いですね。

