TavolaBASE デスクの組み合わせによる仕事基地
コンソールデスクとスタンディングデスクを組み合わせることで、自宅に“仕事基地(BASE)”を構築できます。コンソールデスクはノートPC作業や書類整理といった座り作業に最適な領域をつくり、スタンディングデスクは立ったまま思考を整理したり、短時間のタスクを効率的にこなすためのもう一つの作業面を提供します。
座る・立つという異なる姿勢がシームレスに切り替えられることで、集中とリフレッシュのリズムが自然に生まれ、作業効率が大きく向上します。限られた空間でも縦方向の使い分けによって“二つのテーブルを持つ”という豊かさが成立し、小さなワークスペースでも機能的なワークステーションへと変わります。
この組み合わせによって生まれるBASEは、単なる仕事机の延長ではなく、思考を深める場、アイデアを育てる場としての“自分専用の拠点”となります。自宅で働く時間が長くなるほどに、その価値が実感できるワークセットです。
TavolaBASE デスクの組み合わせによる仕事基地穴熊囲いに配置する

コンソールデスクとスタンディングデスクを、将棋における「穴熊囲い」のように配置することで、作業者を包み込む“籠り感”のあるワークエリアをつくり出しながら、同時に視覚的には抜けのある空間を確保する構成です。二台のデスクが角を取り合うように置かれることで、身体まわりには安心感のある囲まれた領域が生まれつつ、壁面方向には視線の抜けが確保され、圧迫感のない作業環境が実現します。座って行うタスクに適したコンソールデスクと、立って短時間の作業や思考の整理を行えるスタンディングデスクを連続させることで、利用者は椅子を動かすことなく、壁面に沿った“座る⇄立つ”という作業姿勢の切り替えが自然に行えます。わずかな身体移動だけでモードを転換できるため、限られたスペースでも効率的なワークプレイスを構成することが可能です。この配置によって、物理的にはコンパクトでありながら、心理的には落ち着いて集中できる「囲われた仕事基地(BASE)」が成立します。
穴熊囲いに配置する
TavolaBASE デスクの組み合わせによる仕事基地コーナーに沿ってL字型に配置する

コーナーに沿ってL字型に配置する構成は、先述した“穴熊型”の囲い込む配置とは逆の考え方に位置づけられます。部屋の角に沿って二つの机をL字型に連続させることで、利用者は壁面に向かって作業を行うことができ、同時に室内の中央部分を広く確保することが可能になります。L字型の配置は、コーナーという本来使われにくい余白を有効活用しながら、作業動線を最短化し、身体の向きだけで複数の作業面を切り替えられる利点があります。空間を“角から開いていく”ように使うため、囲われた安心感を保ちながらも、居室全体に対して無駄のないレイアウトが成立します。
コーナーに沿ってL字型に配置する
TavolaBASE デスクの組み合わせによる仕事基地壁に沿って一列に配置する

室内の壁面の一辺を“作業のための帯状のエリア”として位置づけ、そこに高さの異なる二つの机を並べて配置する構成です。ビジネスホテルの客室に備え付けられたコンソールデスクの横に、もう一台スタンディングデスクを加えるイメージに近いものです。座って行う作業に適したコンソールデスクと、立って短時間の作業や思考整理を行うスタンディングデスクを隣に並べることで、利用者は椅子を動かすことなく、壁面に沿って“座る⇄立つ”を自然に切り替えられます。わずかな移動で作業モードを変えられるため、限られた空間でも効率よくワークプレイスを構成することができます。このような壁面活用は、室内に大きな家具を置かずに済むため動線を妨げず、壁側に細長い作業領域を確保しながら、二つの異なる姿勢の作業環境をひと続きのエリアとしてまとめる効果があります。結果として、住空間の中に“コンパクトで機能的な仕事基地(BASE)”が生まれます。
壁に沿って一列に配置する

姿勢の切り替えを前提としたワークプレーン構成
コンソールデスクとスタンディングデスクを併置することで、座位と立位という異なる身体スケールに応答する二種類のワークプレーンが同一空間内に確保されます。これにより、作業内容や集中度に応じて姿勢を容易に切り替えられるだけでなく、仕事(ON)と趣味・余暇(OFF)といった行為のモードを空間的に分節しながら移行することも可能となります。
長時間作業に伴う身体的負荷を分散しつつ、行為そのものの切り替えを自然に促すこの構成は、ワークスペースの持続性を高め、空間利用の柔軟性を一段と拡張します。

作業内容に応じた空間のゾーニング
高さ・奥行・視線方向の異なる二つのデスクが並置されることにより、自然なかたちで空間内にゾーニングが生まれます。静的なPC作業、書類の確認、軽作業といった異なる行為が、互いを妨げずに同居でき、ワークスペースにおける動線と視線が整理されます。建築的には、用途の異なる領域が緩やかに連続しながらも、明確に機能分化された空間を形成する構成といえます。

ワークトップの拡張による作業密度の向上
2つの天板が連続して存在することで、単体のデスクでは得られない広い作業平面が成立します。資料や機材を展開したまま複数のタスクを横断でき、またL字型レイアウトでは視界の延長線上と手の届く範囲に複数のワークプレーンが集約され、作業密度が飛躍的に高まります。これは、家具というスケールでありながら、複数の作業領域を持つ“空間的装置”として機能する構成です。

空間スケールに応じた合理的なレイアウト
コンソールデスクの浅い奥行、スタンディングデスクの垂直方向の機能という異なる特徴が組み合わさることで、空間に対する圧迫感を抑えた合理的なレイアウトが可能になります。I型では壁面と連続した軽やかなワークスペースが形成され、L字型ではコーナーを活用した効率的な作業環境が構築されます。限られたスペースを最大限に活用するという建築的視点においても有効な配置手法です。

異なる行為の同居を可能にする二点構成
座位・立位という異なる行為点を同一空間内に併置することで、例えば仕事と学習、PC作業と軽作業といった異なる活動が無理なく同居します。家庭内では親と子、あるいは夫婦の作業が同時に成立し、オフィスでは複数のタスクが一つの場に重ね合わせられます。行為領域を多層化することで、家具が単なる作業面ではなく、空間の“インフラ”として機能する環境を構築できます。

無垢集成材を使ったテーブルトップ
集成材は、小さな木材を寄せ集め、一枚の天板や構造材として再構成した木質材料です。原材料となる木を細かく切り出した「挽き板」を十分に乾燥させ、木目の方向をそろえて接着剤で貼り合わせることで形成されます。さらに、挽き板同士の継ぎ目には「フィンガージョイント」と呼ばれる強固な接合法が用いられており、仕上がった材は非常に高い強度と耐久性を備えています。
このような製造過程により、集成材は長期間使用しても反りや割れが生じにくく、表面の傷や変形も少ないのが特徴です。また、挽き板には木そのものの風合いが残されているため、天然木のような豊かな木目や手触りを保ちながら、美しい表面をつくり出します。自然な温かみと質感が空間にやわらかな雰囲気を与え、家具としての存在感を高めます。
無垢材と比べた際の大きなメリットは、品質が安定し、価格も抑えられることです。一本の木から切り出される無垢材は、水分量のばらつきによって反り・割れが生じやすい一方で、集成材は乾燥工程が徹底されているため、使用中の形状変化が少なく、隙間やひび割れも発生しにくい素材となっています。さらに、集成材はリサイクルや再利用が可能で、環境負荷の低い持続可能な素材としても評価されています。傷や擦れが生じた場合でも、研磨や再塗装といった比較的簡易なメンテナンスによって、再びきれいな状態に戻すことができます。集成材は、強度・美しさ・安定性・メンテナンス性・環境性を兼ね備えた、現代の家具づくりに適した素材と言えます。
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テーブルトップの色が選べる
テーブルトップにはラバーウッド集成材を使用しています。仕上げは、自然塗料によるホワイトとブラウン、さらにウレタンクリア塗装によるナチュラルの3種類からお選びいただけます。
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ガラス塗料(オプション)
ガラス塗料は、木材表層に非晶質セラミックス膜を生成する仕上げ材であり、基材への密着性が高く、硬質性と柔軟性を併せ持つ点に特徴があります。このセラミックス膜は、紫外線や摩耗に対して高い抵抗性を示し、木材が持つ本来的な弱点—表面の劣化・変色・吸水による寸法変動—を抑制します。素材そのものの風合いを残しながら、表層に必要な“建築的な保護層”を後付けするイメージに近く、屋内使用においても外装材に求められるような長期的な耐候性が与えられます。ガラス塗料の使用により、テーブルトップは使用環境に対して安定した性能を保持し、傷や汚れ、光暴露に対しても高い耐性を示すため、家具としての寿命を延ばすだけでなく、空間素材としての質感を長期にわたって維持することができます。











