Tavolaダイニングテーブル

食卓のサイズ

ダイニングテーブルの奥行として最適なのは900mmです。向かい合って着席したときの相手との距離は、近すぎても落ち着かず、離れすぎても会話が分断されます。900mmという寸法は、そのバランスが最も自然に取れる、日本人の生活尺度とも親和性の高い数値です。
ダイニングテーブルの寸法を検討する際、まず議論されるのは「幅」と「奥行」です。幅は使用人数や来客時のキャパシティから算出されることが多く、特に都市型住宅ではダイニングスペースの制約から幅を小さめに選ばざるを得ないケースも見られます。しかし、テーブルの“下面”は決してデッドスペースではありません。長いテーブルを置くということは、その分だけ室内に「立体的な有効スペース」を創出したとも言えます。テーブルは、使い方次第で居住空間の可能性を拡張し得る存在です。
一方で奥行は、空間の印象に直接関わる重要な要素です。奥行が短いテーブルで向かい合うと、視覚的にも心理的にも“家全体が狭く感じられる”という効果が生じます。逆に、奥行がある程度確保されていると、たとえ実際のダイニングスペースが小さくても、空間の窮屈さが緩和され、広がりのある印象が生まれます。
この点で、日本古来のモデュールである900mmという寸法は、空間スケールと身体スケールの双方に整合する極めて合理的な値だと言えます。ダイニングテーブルの奥行を900mmとすることは、使い勝手・心理的快適性・空間の印象を最適化するうえで、最も理にかなった選択です。

ミーティングテーブル

オフィスで最低限必要な空間は、ワークスペース、会議スペース、接客スペースの三つです。接客スペースはミーティングスペースと兼用されることもありますが、ワークスペースとミーティングスペースは明確に必要な領域と言えます。
このダイニングテーブルは、ミーティングテーブルとしても、フリーアドレスデスクとしても使える“一台二役”のワークテーブルです。横幅は2400mm、1800mm、1500mm（※1500mmは木製脚のみ）の3タイプを展開し、最大8名まで対応可能です。ミーティングテーブルとしてはもちろん、フリーアドレス用の大テーブルとしても十分な機能性を備えています。
さらに、可動式ワゴンを併用することで、個々のワークツールの収納や整理が容易になり、コンパクトで快適なオフィス環境を構築できます。