前回に引き続き、大洋金物株式会社様のショールームにて撮影した「Piega データ入力用ブックスタンド」の事例をご紹介します。


「Piega データ入力用ブックスタンド」です。浴室空間のカウンター上では、バスタブや水栓、タイル壁面とともにカタログが静かに置かれています。本来はデータ入力時に紙面を立てるためのブックスタンドですが、ここでは高い位置から見下ろす展示に対して、カタログの面を自然に起こすための什器として機能しています。手に取る前から誌面の内容が目に入り、展示空間の一部として落ち着いた存在感を見せています。
近景で見ると、ブックスタンドの黒い筒状の支えが、カタログの下端をしっかりと受け止めています。紙面は適度な角度で立ち上がり、照明の下でも読みやすい状態が保たれています。浴室カウンターの水平面に対して、カタログが斜めに立つことで、展示に小さな動きが生まれています。

別の展示エリアでは、木製のシェルフにカタログを置き、家具や水まわり製品とともに構成されています。周囲には椅子や洗面器具などが並び、ショールーム全体の中でカタログが商品説明のための補助的な役割を担っています。ブックスタンドによって表紙が見やすく立ち上がることで、棚上の展示物としても自然に視線を集めます。
木製シェルフ上の近景では、カタログの表紙が大きく見え、ブックスタンドがその角度を支えています。スチールプレートを曲げたシンプルな構造のため、展示物の印象を妨げず、必要な機能だけを静かに果たしています。


通路沿いの椅子の上にも、カタログを載せたブックスタンドが置かれています。椅子の座面を一時的な展示台として使うことで、空間の中に小さな案内ポイントが生まれています。家具そのものの展示と、そこに添えられるカタログの情報が重なり、来場者が自然に手を伸ばせる構成になっています。
椅子上の近景では、淡い色の座面に対して黒いブックスタンドが引き締め役となり、白いカタログをすっきりと見せています。小さな什器でありながら、紙面を美しく整え、ショールーム内の展示に情報を添える道具として機能しています。

この事例と関連するプロダクト
スチールプレートを曲げることで作られる展示ツール。ブックスタンドが中心。




