千葉県の住宅街にあるマンションを書斎兼事務所とし新たにご自宅を改装して事務所としてお使いのお客様のマルゲリータ使用例のご紹介です。
室内の両側に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台ずつ計4台並べ、その本棚に囲まれるようにワークスペースを作られています。ファイルボックス等も多用されながら様々なものを一気に収納し働きやすい書斎レイアウトになっています。
自宅兼事務所
自宅兼事務所という形態は、起業後の初期段階におけるワークスタイルとして、また、少人数または個人で事業を継続する場合の合理的な選択肢として、今後も一定の需要が見込まれます。住まいの一部を業務空間として活用することで、固定費を抑えながら、生活と仕事を近い距離で両立できる点が特徴です。自宅兼事務所を計画する際には、その事務所部分をどのように位置づけるかが重要になります。来客対応を重視する場合は、商談スペースとしての見え方やインテリア性が求められます。一方で、日常業務を中心に考える場合は、作業効率、書類や資料の収納量、PC環境、備品管理などが優先されます。
本件は、その中間に位置しながらも、どちらかといえば作業スペースとしての機能を重視した自宅兼事務所です。ご自宅を大きくリニューアルし、その一部を事務所として整備されています。必要な書類や資料を手元に集約し、日常業務を行いやすい環境を整えることで、住まいの中に実用性の高いワークスペースが形成されています。

壁面収納のセルの中には無印のポリプロピレンファイルボックスも多用され様々なものを一気に収納し働きやすい書斎レイアウト構成されています。

テレワーク
近年は、IT技術の発達により、テレワークをはじめとした多様な働き方が一般化しています。一方で、自宅兼事務所という形式は、それ以前から存在してきました。住宅に事務所機能を付加する形や、住宅の一室を仕事場として使う形など、住まいと仕事場を一体化した働き方は、個人事業主や小規模事業者にとって合理的な選択肢のひとつです。
昨今の働き方改革により、労働時間や勤務場所に対する考え方は大きく変化しています。その中で、自宅兼事務所は、一般的なオフィス勤務とは異なり、時間や場所の使い方に一定の自由度を持たせやすい働く場といえます。生活と仕事の距離が近いからこそ、自分のペースで業務に取り組みやすく、職種によっては創造性を発揮しやすい環境にもなります。また、自宅兼事務所は、単に自宅で仕事をする場所ではありません。業務に必要な資料や道具を整理し、来客対応や打ち合わせにも対応できるように整えることで、住宅の一部でありながら、実用的な事務所として機能します。自由度と生産性を両立させる働き方として、自宅兼事務所は、テレワークの本来の姿に近い側面を持っています。

一方で、自宅兼事務所という働き方は、テレワークの延長線上にあるともいえます。一般的なテレワークが、ノートPCを中心とした比較的ポータブルな働き方であるのに対し、自宅兼事務所では、より固定的で本格的な作業環境が求められます。ノートPCはデスクトップ環境へと置き換わり、小さなファイルボックスで管理していた書類は、壁面収納にまとめられていきます。必要な機器、資料、書類、備品を一箇所に集約することで、住宅の一部でありながら、業務を継続的に行うための事務所としての機能が整えられます。
書類や資料はファイルボックスで分類し、それらを壁面収納の中に収めることで、業務に必要なものを把握しやすくなります。壁面収納を室内の壁に沿って配置し、その中央にワークスペースを設けることで、収納と作業の関係が明確になります。このように、収納、作業面、PC環境を一体で計画することで、自宅の一室は働きやすい事務所空間へと変化します。自宅兼事務所は、単なる在宅勤務の場所ではなく、日常的な業務を安定して行うためのワークスペースとして構成されていきます。

二間続きの和室
本件では、二間続きの和室に同色のカーペットを敷き、敷居を挟んでも床面が連続して見えるように構成されています。その先には抜け感のある開口部が設けられており、複数の空間が視覚的につながる計画となっています。撮影時は日中のため分かりにくい部分もありますが、正面の開口部には赤いカーテンが設けられています。カーテンを閉じることで、開口部の印象は大きく変わり、室内に異なる表情を与えることができます。同色の床面によって空間全体に連続性を持たせながら、開口部やカーテンによって視線の変化をつくることで、単調になりやすい室内に適度なメリハリが加えられています。

この事例と関連するプロダクト

壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。美術全集、画集など大型本の収納に。


