芝浦工業大学 工学部 情報通信工学科の研究室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台並べて設置いただきました。広い研究室を仕切るように配置されたこの本棚は、一方の面が学生の机に向いた共有の本棚として、もう一方の面がホワイトボード仕様となり、研究室のミーティングテーブルに向き合う形で機能しています。
この本棚の特徴は「収納」と「共有」の両方を同時に担っている点にあります。学生たちのワークスペース側では、研究に必要な専門書や資料が整理され、誰もがアクセスできるリファレンス棚として活用されています。反対側はホワイトボード面となっており、磁石も使用可能で、研究の進捗確認やディスカッション、アイデアの可視化に役立っています。
大学、とりわけ工学系の研究室では、個々の学生が集中して研究に取り組む場と、チームで成果を共有する場を分けて設けることが理想とされます。しかし実際にはスペースの制約から、それを十分に実現できない場合も少なくありません。今回の導入事例では、本棚が「収納」と「仕切り」と「ホワイトボード」という3つの機能を兼ね備えることで、その問題を解決しています。
研究室という知的な活動の場において、本棚が単なる書籍収納を超え、空間の性格を決定づける役割を果たしています。整理と記録、集中と共有。その両面を一体で支えるこの設えは、限られたスペースを最大限に活かす工夫として有効に作用しています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。ファッション誌など大きめの雑誌や
A4サイズファイルの収納に。
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