埼玉県の戸建て住宅にお住まいのお客様。その一室を、コミック本だけに特化した書斎として整えられています。ほぼ正方形に近い室内の両側には、シンメトリーに「Shelf 壁一面のコミック本棚 奥行180mm」を設置。さらにその中間部、窓に面した位置には「Shelf アンダーカウンター本棚」を置かれ、机上は読書スペースとして、机下には全集のコミック本がぎっしりと並べられています。結果として三方を本棚で囲まれた空間となっていますが、一面は机下に収まるため、圧迫感を与えることなく落ち着いた印象を保っています。




この書斎を特徴づけているのは、やはりコミック全集が隙間なく並んだ姿です。揃いの背表紙が一列に並んだとき、その規則性は単なる本の集積を超え、グラフィカルな視覚効果を生み出します。シリーズごとに異なるデザインが繰り返されることで、壁面には独自のリズムが生まれ、まるでインテリアの一部として機能しているかのようです。






かつては「大人買い」と表現された全集でのまとめ買いも、いまや広く一般的な楽しみ方となりました。その塊が棚を埋め尽くすことで、書斎全体がひとつの大きなコレクションとして成立し、所有する喜びと読む楽しみの両方を満たす空間が生まれています。
本棚に整然と並ぶコミック本は、日常の読書を超えて視覚的な楽しみをも与え、室内を一望するだけで満たされた気分を誘います。専用の書斎だからこそ実現した、濃密で豊かな趣味の世界です。









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