都内のマンションにお住まいのお客様です。このたびマンションを全面的にリノベーションされ、ご夫婦で新しい住まいとしてお使いになっています。

リビングの天井は既存の天井材を取り払い、構造スラブをそのまま見せたコンクリート打ち放しの仕上げとされています。そこから下の壁面はグレーの柄の入ったクロスで覆われ、素材の質感を活かしたストイックで落ち着いた空間がつくられています。その長手方向の壁一面には、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台連結し、大きなリビングボードとして設置されています。均質なグリッドが壁面いっぱいに広がり、収納とディスプレイを兼ねた壁面構成となっています。


中央には3×4コマ分の大きな開口部を設け、大型TVを配置。その周囲には、壁一面の「本棚・奥行350専用カセット」や「本棚・奥行350専用トレー」を組み合わせ、収納する物に応じてセルの機能を変えています。さらに一部のセルには内部照明を設け、ディスプレイされたオブジェや小物が柔らかく浮かび上がるように演出されています。壁面の中に小さな舞台が点在するような、奥行きのある表情が生まれています。














また、このリビングボードの上部に並ぶ数字の列は、実は時計として機能しています。天井に設けられた配線ダクトから電源を取ったプロジェクターによって壁面に投影されており、秒単位で時間が変化していく様子を見ることができます。コンクリートのスラブとグレーの壁面に映る数字が、空間全体に静かなリズムを与えています。



無機質な素材感と、木のグリッドが連続する本棚の構成。
そこに生活の道具やオブジェ、光の演出が加わることで、ストイックでありながらも暮らしの温度を感じさせるリビング空間がつくられています。

この事例と関連するプロダクト

壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。美術全集、画集など大型本の収納に。


