都内のマンションにお住まいのお客様の事例です。住戸の一角を書斎として位置づけ、限られた床面積の中で、作業性と開放感の両立を図った構成としています。


「Shelf アンダーカウンター本棚」の5列タイプを2台、直角に配置し、同様に直角に設えられたコーナーサッシに沿ってデスクを展開しています。窓際に向かってL字状に広がる机上面は、二方向から自然光を取り込むことで、時間帯によって異なる明るさと陰影を生み出し、視線が外へ抜ける伸びやかなワークスペースを形成しています。ブラインド越しに入る柔らかな光が、机上や壁面に均一に広がり、作業中の視覚的な負荷を抑えています。
収納は「Shelf アンダーカウンター本棚」に集約し、使用頻度の高い書籍や資料をすべて机下に収める計画としています。これにより、机上および床面には余計な物を置かず、作業に集中できる余白が確保されています。収納と作業面を明確に分節することで、コンパクトな書斎でありながら、雑然とした印象を与えない落ち着いた環境が成立しています。








床面には、フランク・ロイド・ライトによる「タリアセン」が置かれ、空間の低い位置に視覚的な重心を与えています。デスク上のタスク照明とは異なる役割として、床から立ち上がる間接的な光が、書斎全体を包み込むように広がり、夜間にはより親密で静かな雰囲気をつくり出します。タリアセンの層状の構成は、書斎という機能的な空間の中に、建築的な奥行きとリズムをもたらしています。



また、デスクまわりには必要最小限の機器と小物のみが配置され、作業のための道具と生活の要素が無理なく共存しています。光、家具、収納、照明がそれぞれの役割を担いながら連続し、住空間の一部として自然に溶け込む、落ち着きと機能性を備えた書斎の一例です。








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机上を広く使えるデスク付きの本棚。


