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書類、伝票の整理に A3書類棚 / Piano

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オフィスの書類収納棚として「Piano A3書類棚」をお使いいただいています。画像は「Piano A3書類棚/14段タイプ」で、そこの棚板にA4サイズの書類を2列に並べて収納いただいています。14段の棚板のうち12段は手前に引き出せるスライド式のトレーになっていて、書類の出し入れがしやすくなっています。スライドの正面端部には指をかけるための天然木の部材が取り付けられています。固定された2段は棚の両側板が開かない様にするための補強板として棚全体の剛性を高めています。

書類収納棚

書類が適切に整理整頓されているオフィス環境は作業効率が明らかによく、書類を使った作業はスムーズに進みますが、無秩序に積み上がった状態など、用紙を出し入れするための動作に不合理な動きがある環境では仕事のフローが妨げられて効率が落ちてしまいます。書類を探すうちに用紙が折れたり汚れたり破れたりして、さらに不要な時間を費やすことにもなりかねません。

オフィスで大量の書類や資料や伝票などを分類して収納する際には、それらが適正な状態で保管されていて、必要な時にすぐに取り出せることが強く求められます。資料や図面やノートなどは水平な状態で安定するため、次に取り出すまでは水平に平積みにしておくことが望ましい状態と言えます。しかし、水平に積み上げてしまうと、下に収まった用紙を取り出すことが非常に困難になります。取り出しやすい状態に整えるためにクリアファイルで案件ごとにまとめて保管すると関連資料が集まって取り出しやすくなりますが、その上に別のクリアファイルが積み上がってしまうと取り出す際に不要なファイルをどかさなければならなくなります。やむをえず積み上げる場合には、あまり大量に堆積させない工夫が必要です。

こうした課題を解決するために「浅型の引き出し」を採用すると、用紙を水平にして細かく仕分けることができます。浅型引き出しは伝票や集計用箋、定型書類などの保管にとても適していますが、引き出しの容量に制約があることと、引き出しの前板で中身が隠れて見えなくなってしまう点が課題です。

一般的に「収納棚」と呼ばれる家具は、その上部空間がほとんど活用されていないのが現状です。通常、引き出しが設置される高さは、おおよそ1200mm程度で、棚の中身を外から確認できるのは最大でも1500mm程度です。この高さ設定は、使い勝手を重視した合理的な設計ではありますが、その結果、上部の空間が無駄になっています。また、箪笥や引き出し式の収納家具は、基本的に移動が難しく、そのため底面や背面の掃除がほとんど行えない状況に陥りがちです。

移動収納棚

専用のキャスターベースを使用することで、引き出しを簡単に移動させることが可能になります。通常、特に背の高い引き出しを移動させることは想定されていませんでした。しかし、移動が可能になることで、掃除が格段に楽になるだけでなく、従来では掃除が困難だった背面や隙間も清潔に保つことができるようになります。


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