北海道にお住まいで工務店にお勤め、かつご自身がインテリアコーディネーターでいらっしゃるお客様です。自ら手がけられたご自宅のリノベーションの様子です。リビング中央のAVシステムの右隣に「ladder シェルフ型CDラック3列タイプ」を置いていただいてます。

シェルフ型CDラック
リビングの壁面にはテレビボードが設置され、大型テレビ、CD・DVDデッキ、タワー型スピーカーなどで構成されるAVシステムが集約されています。その隣に、「Ladder シェルフ型CDラック 3列タイプ」を設置いただきました。割肌調のタイル張りによるアクセントウォールを、CDラックとクローゼットが両側から挟むように配置され、壁面全体のバランスが整えられています。床、壁、天井はライトブラウンからライトグレーにかけての明るい中間色で構成されています。そこに、テレビボード、ローソファ、センターテーブルの濃いブラウンが繰り返され、室内の重心を低く見せています。「Ladder シェルフ型CDラック 3列タイプ」も、このアクセントカラーに合わせてブラウンが選ばれており、空間全体の色彩に自然に呼応しています。
ラックの棚にはCDが収納されていますが、それぞれの棚に適度な余白があり、CDジャケットを表に向けてディスプレイするスペースも設けられています。中ほどには小さなオブジェも飾られ、収納だけでなく、コレクションを見せるための棚としても機能しています。
大量のCDは横板によって均等に整理され、斜めに立ち上がるラックの上に、層をなすように積み重なっています。CDの並びには、わずかな角度の違いや余白の取り方によって変化が生まれ、壁面の前にリズムのある景観をつくり出しています。横板と背後に見える背板を細い縦材が貫くことで、CDが密集する部分にも軽やかな抜けが生まれています。また、CDラック本体は、収納されたCDのプラケースの間に半分隠れるように見えるため、家具としての存在感は抑えられています。壁に立て掛けられたラックに集積されたCDコレクションは、このリビングで過ごす時間の楽しさを視覚化しているかのようです。
「Ladder シェルフ型CDラック」は、梯子のように壁に立て掛けて使用する木製のCDラックです。省スペースでありながら大容量の収納が可能で、本件で使用されている3列タイプには約500枚のCDを収納できます。大量のコレクションを整理しながら、お気に入りのCDジャケットや小物を飾ることができる、見せる収納としての機能も備えています。

このCDラック(CD-05シリーズ)は、最小限の部材で全体の剛性を確保することを意識して設計されています。
構造を考えるうえでは、部材がどの方向に力を受け、どの面で支えているかが重要になります。一般に、対象となる立体はX・Y・Zの3方向に分解して捉えることができ、それぞれの方向に対して有効に働く面や部材の構成によって、全体の安定性が決まります。本製品では、底板、背板、横板、縦材がそれぞれ明快な方向性を持って組み合わされ、縦・横・奥行きの各方向に対して無理のない構造を形成しています。底板と背板は面として機能し、細長い縦材と嵌合することで、軽量でありながら必要な剛性を確保しています。その結果、CDを大量に収納できる高さのあるラックでありながら、部材の量を抑え、視覚的にも軽やかな印象を保っています。構造としての合理性と、壁に立て掛けて使う家具としての軽快さが両立された設計です。
この事例と関連するプロダクト
梯子のように立て掛けて使う収納ラック。モノを美しく見せながら収納、展示。



