福島県郡山市にあるインテリアショップ「Labotto Living Style」さん内にあるモデルハウスで撮影された写真紹介の続きです。(→他の写真はこちら)
今回ご紹介するのは「Cavalletto コートハンガー」です。

和室の一角に置かれたコートハンガーは、畳や障子、床の間といった和の要素に囲まれた空間の中で、静かに佇むように配置されています。ダークブラウンの細いフレームは、柱や建具の線と自然につながり、室内に落ち着いた輪郭を与えています。

「Cavalletto コートハンガー」は、衣類を掛けるための機能を持ちながら、家具そのものの存在感を抑えた構成が特徴です。壁面収納のように大きな面をつくらず、細い部材によって軽やかに立ち上がるため、和室の余白を損なうことなく置くことができます。和室では、家具の量や形状によって空間の印象が大きく変わります。本件では、コートハンガーの直線的なフレームが、畳の水平面や障子の格子と呼応し、室内に整った印象を加えています。衣類を一時的に掛ける実用的な道具でありながら、空間に置かれるオブジェクトとしても成立しています。
日常的に使うコートハンガーを、単なる収納用品としてではなく、室内の構成要素として扱うことで、和の空間にも無理なくなじむ収納のあり方が示されています。

畳の水平面に対して、コートハンガーの縦方向のラインが加わることで、空間に適度な緊張感が生まれます。衣類を掛けていない状態では、細いフレームが余白の中に浮かび上がり、和室の静けさを損なわずに納まります。衣類を掛けた状態でも、壁面をふさぐ収納家具とは異なり、背後の障子や壁面の気配を残したまま使うことができます。
和室は、本来ものを多く置かず、余白を大切にする空間です。その中で「Cavalletto コートハンガー」は、必要な機能だけを細いフレームに集約し、衣類を一時的に掛けるための場所をつくります。来客時の上着や日常的に使う羽織ものを掛けても、空間全体の落ち着いた印象を保つことができます。

畳、障子、木部の色合いに囲まれた和室の中で、コートハンガーは収納用品でありながら、ひとつの立体的な線画のようにも見えます。置くだけで使える軽やかな構成により、和室の余白を生かしながら、日常の動作を受け止める道具として機能しています。

玄関まわりは、靴や傘、外出時に使う小物が集まりやすい場所です。そこに大きな収納家具を置くと動線を圧迫しがちですが、このコートハンガーは細いフレームで構成されているため、三和土の余白を残したまま使うことができます。壁面をふさがず、視線を遮らないため、玄関の明るさや奥行きも保たれます。

土間の水平面に対して、コートハンガーの斜めに立ち上がるフレームが加わることで、玄関にさりげない立体感が生まれます。外出時にはすぐに手に取り、帰宅時にはそのまま掛けられるため、日常の動作を整える実用的な役割を果たします。
また、和室に置いた場合と同様に、家具として強く主張するのではなく、空間の一部として静かに納まる点も特徴です。三和土、上がり框、壁面、建具などの直線的な要素の中に、細いフレームが自然に重なり、玄関に整った印象を与えます。
この事例と関連するプロダクト
ダークブラウンのフレームで展開するコートハンガー、シェルフ、ミラー、屏風型パーティションも。



