京阪電車の守口市駅東口すぐにある京阪百貨店守口店様。5Fに展開する食器や食生活に関わる和雑貨がセレクトされた提案型の売場「くらしのこみち」に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を導入していただきました。
隣の売場と自然につながるように設計されている売場の四方を取り囲むようにしてマルゲリータの本棚が設置されていて、多くの品物を魅力的に見せるディスプレイスペースを作っています。このフロアでは駅側のエリアが食器・台所用品の売場になっています。「くらしのこみち」はそのエリアの正面に、広い面積をとって展開されています。駅側のエスカレーターで移動してくるお客様の目を惹きつける、個性とイベント性を備えたコーナーです。

門型に構える
売場の正面には縦6コマ×横4コマの本棚が2台並べられていて、2台の本棚の間には「くらしのこみち」の文字とロゴがデザインされた紺色の暖簾が渡されています。売場の両脇には、それぞれ縦6コマ×横3コマの本棚が2台ずつ並べられていて、その間にはロゴが染め抜かれた白い暖簾が渡されています。
本棚と暖簾が作る「ゲート」をくぐって売場の世界に入っていく、まるで結界のような空間として組み立てられています。暖簾は一般的な売場什器よりも高い位置に渡されているので、お客様の視界に入りやすいフォーカルポイントにもなっています。ここでゲートとして使われている本棚は「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を基本形にして高さを縦6コマに調整したもので、最上部の棚板は天板状に特注加工されています。本棚と床とはL字型の金具で床に固定され、さらに天板と天井との間にはジョイントのパイプを2本ずつ渡して安定させています。

隣の売り場との境界
隣の売場との間には縦5コマ×横7コマの本棚が設置されていて、隣の売場との境界線を形成しています。この本棚はディスプレイ棚として使われていますが、縦板の高さは1,720mmで、最上段の棚板は床からおよそ1,300mmの高さになっています。品物は1つのセルに1組がゆったりと配置されていて、本棚の上部は空間となって抜けているためにフロアの奥の方まで視線が届きます。売場の区画を作りつつ、フロア全体に連続性のあるイメージをつなげています。

ディスプレイ棚
棚板によって等間隔に区切られたセルが整然と並び、その中にセレクトされた商品が配置されています。ディスプレイを背面から見た際にも、各セルに置かれた商品の輪郭が明確に浮かび上がり、一つひとつの存在感が引き立つ構成です。それぞれの商品には適度な余白が確保されており、セルの中に単独で置かれることで、視線を集めやすい展示となっています。商品の種類、サイズ、色、形は多様ですが、全体としてはセレクトの方向性が共有されており、それぞれの商品が互いの魅力を引き立てています。
プライスカードや説明用POPは必要最小限に抑えられ、上下の一部にはあえて商品を置かない余白が設けられています。これにより、売場全体の世界観が整い、道具を大切にしながら丁寧に暮らすというテーマが、過度な説明に頼らず自然に伝わる構成となっています。
直線で構成された棚のデザインと、木材の素材感が組み合わさることで、シンプルで落ち着いた売場の印象をつくっています。商品を積み重ねてボリュームを見せる部分においても、セルによって空間が整理されているため、品数が多くても雑然とした印象になりにくく、売場全体の見え方が整えられています。

リビング用品の売り場
リビング用品の売場では、調理や食事に関わる道具から、タオルや寝具などのファブリックまで、衣食住に密接した幅広いアイテムが扱われています。そのため、来店されたお客様の視線を商品へ引き寄せるだけでなく、売場全体へ自然に視線を誘導することも、空間づくりの重要な要素となります。
この売場では、ディスプレイケース越しにその先に並ぶ商品の存在が感じられ、フロアの奥へと自然に視線と動線がつながっていきます。歩みを進めるごとに商品と出会い、次の展示へと興味が広がっていく構成です。本棚をディスプレイ什器として用いることで、商品を整然と見せながら、売場全体に回遊性を生み出しています。魅力的な品物を少しずつ発見していくショッピングの楽しさが、空間の中で自然に演出されています。






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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。美術全集、画集など大型本の収納に。


