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カウンター付き本棚を連結 カウンター付き本棚 / Shelf

カウンター付き本棚を連結 | カウンター付き本棚 / Shelf (No.33)  | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト

都内のマンションに新しく引っ越されたお客様。新居をワークスペースとして使うことを念頭に壁面にぴったりと合わせた作業空間を作りました。

特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース

窓とキッチンとの間に広がる壁面にオリジナルな作業スペースを作り上げました。この壁面の梁と柱による窪みのサイズに合わせて全てを特注仕様としたカウンター付き本棚を2台、連結してお使いいただいています。
基本になっている本棚は左側は縦6コマ×横4コマ、右側は縦6コマ×横5コマの本棚です。この壁面の幅に合わせるために、左側の本棚は全体の幅を調整してあり、横4コマの配列もそれぞれの幅をオリジナル仕様としています。

特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース

左右に並ぶ2台の本棚のカウンターの上部に開口部ができています。左側では3段目、4段目が全て開口部となっています。右側では左端の1列を残して3段目と4段目を開口部としています。開口部の上部を支えるために桁をそれぞれ2本ずつ渡して強度を確保してあるので、開口部の上段にも書籍などを問題なく収納することが可能です。この結果カウンター面がほぼ開放され前に伸びた棚板と本棚の奥行きとを合わせた800mmの奥行きを持つ平面になっています。本件では左側のカウンターには大型のプリンターとファイルボックスとタブレットなどが置かれ、右側のカウンターにはデスクトップPCと大型ディスプレイ、2台のノートパソコンが並べて設置され、その周辺にさらに資料を広げることも可能な大きな作業スペースが確保できています。

特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース

ホームオフィスを構成するに際し、自分の趣味嗜好をどの程度ワークエリアに組み込んでいくかについて考えを巡らせることになります。それはまさに、計画実現のプロセスの中でも最も楽しい部分です。

本件では上段5つのセルにずらりと並んだフィギュアが、部屋の持ち主のイマジネーションを現実化した世界を作り上げています。この最上段の上部には横材がなく、セルの上部と梁との間に隙間があります。この隙間に入ってくる光とそれによって生み出される影の効果と、等間隔で並ぶ縦の棚板とが作りだす空間は、本来平面であるコミックの枠線をフィギュアの存在に合わせて3Dに変換したかのような躍動する感覚を楽しめます。

特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース
特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース

本件では開口部の幅が広いためそれを受ける桁材も通常よりは高さがありしかも上部の重量を受けるためその桁を受ける側板の厚さを24mmにしています。
左側の本棚ではカウンターの下にプラスティック製の折りたたみコンテナなどを積み込んで収納スペースとして使っています。奥まった棚に入ったモノを取り出す際にはひと手間かけてかがみ込む必要がありますが、使う頻度の少ないモノを視界に入らない位置に格納しておくためには最適なスペースと言えます。
右側では、両端の側板だけでなく隣接する縦材も前方に伸ばして脚部としているので、カウンターの下は1コマ分のスペースと4コマ分のスペースに区切られています。カウンターの下にはファイルボックスなどに入れて整理されたさまざまなモノが収納されています。最下段ではそれらを直接フローリングの上に置く形ですが、タイルカーペットの上を滑らせて出し入れも出来るため左側に比べると取り出しやすいスペースになっています。

特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース

マルゲリータの奥行き350mmのシリーズには、本棚のセルにカセット式で挿入して使用する専用のオプションツールが用意されています。本件ですぐに目に入るのは、カウンターのほぼ中央に位置する「A4書類収納用引き出し4段」と「A4書類収納用引き出し2段」で、散乱しがちな書類や細々とした文具などを整理しておける機能が手の届く位置に付け加えられています。

また、この引き出しの外観は、その表面に指をかける穴が一つずつ穿たれているだけのシンプルなデザインで、パソコンに向かって作業する時に視界に入る景色はこのミニマルな光景です。ホームオフィスでのワークで作業に集中するゾーンの状態に入るための工夫としても有効です。

右側の本棚の中央の列には「仕切り板2段」を用いているセルが2つ見えています。これは、2段目のセルにはっきり見えるように、セルの内側を横に2段に区切るアクセサリーです。ここではカメラとレンズを上下の段に収めてあります。また蔵書が前後2列に並んでいるセルには「本棚の中の棚」が使われています。本棚の中の棚は、棚の中に雛壇のように段差を作り、後列の書籍を少し持ち上げてその背表紙が一部見えるようにするツールです。サイズのバリエーションがあるので、コレクションに合わせて組み合わせを工夫することができます。

特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース

縞鋼板の天板が印象的な産業機械用の架台のようなチェアや、ボリューム感のあるOA機器が並び、インダストリアルな雰囲気が取り入れられていながら、どこかリラックスした遊び心の感じられるワークスペースが出来上がっています。全てが特注仕様となっているこのワークスペースは、理想にかなり近いところまで来ていると言えます。

特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース
特注のカウンター付き本棚を連結したワークスペース

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