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リビングの壁面に2台連結する形で「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置、更にそれと直行する形でキッチンのカウンター下に特注のCDラックを設置されています。直交部にはインターフォン、スイッチ等の端末があるためそれを避けながら本棚のコマ幅も調整した収まりになっています。
リビングの壁面に2台連結
リビングの柱と梁の間に広がる壁面いっぱいに本棚が設置されています。床から梁まで壁全体を覆っていて、縦に7段、横に13列が並ぶ大きな本棚ですが左側には横6列の、右側には横7列の本棚を置き2台連結して壁を覆っています。
右側の本棚の上部2段はエアコンの室内機と配管をかわすために5コマ分がカットされています。左側は左端の2列の幅を調整して壁のサイズに当てはめています。左端の列では上から4段目と5段目の部分で壁面にコンセントがあり、本棚と直行するキッチンカウンターもこの位置で重なっているために棚板をカットしてあります。このスペースはWi-Fiのルーターやアダプターなどの設置場所として有効に活用されています。
キッチンカウンターの下に造作家具
本棚と直行する壁面にキッチンカウンターがあります。そのカウンターの下に特注でCDラックを設置されています。CDのサイズに合わせて奥行きを設定しカウンター下のスペースの高さと幅を最大に活かして縦5コマ×横6コマの棚を作っています。全体のバランスを対称にするために、内側の2列の幅をわずかに調整してあります。壁面に沿わせて設置させるため巾木をかわすカットを施してあります。このCDラックの最下段も本棚の最下段と同様にフローリングとの間にわずかな隙間があり床面と棚板とで構成されるビジュアルは本棚のエリアと同様になっています。壁と床の接するこのラインは視界に入る要素として大きなボリュームを持ちますが同じパターンが繰り返されているために部屋全体の印象に統一感が生まれています。
キッチンカウンターの上に白い球体の鉢に植えられた観葉植物があります。その隣には色鮮やかな切花がさりげなくガラスのコップに挿されテーブルの上には大ぶりのユリやバラの花が飾られています。また本棚にはスワッグにしたドライフラワーが掛けられています。マルゲリータの本棚は、お花や観葉植物ととても相性がよく、本件のように相互に引き立て合いながら部屋の中に共存します。無塗装の木肌が持つ植物由来の質感によるものかもしれません。テーブルの上のおしゃれなポールセンのペンダントライトも、テーブル上の観葉植物と呼応します。
ワークスペースと化すダイニングテーブル
広いダイニングテーブルの本棚寄りの部分にラップトップのパソコンが置かれています。キッチンを背に大きな本棚を左手にして席につきパソコンを開くとそこがワークスペースとなります。テーブルの上に置かれた大きな花瓶が一種の結界をさりげなく形成し、ノートとスマートフォンとラップトップで成立するノマド的なフレキシブルなスペースがリビングの中に出来あがります。仕事が済んだらパソコンなどを本棚の中に片付ければワークスペースはくつろぎのスペースに変わります。フレキシブルで変幻自在なリビング空間を本棚の存在感が後押ししています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。