都内の戸建て住宅にお住いのお客様です。
ご夫婦の寝室の壁一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきました。ご主人のテレワーク用の書斎も兼ねたこの寝室には仕事関連の書籍、学術書というご夫婦共有の書籍関連も納めておいでです。部屋の一面を本棚が占めていても2面に開口部を持ちまた細部の寸法もゆとりがあるためゆったりとした印象を受けます。
見せる収納と見せない収納
本棚は壁面をほぼ覆い尽くす形で設置されており、最上段には白で統一された無印のボックスファイル、最下段には「ファイルボックス 1列」が並べられ、日用品や重要な書類が見えないように収納されています。本棚のその他のセルはビジネス書を中心とした書籍で程よく埋められ、見せる収納として機能しています。最下段にファイルボックスが並ぶことで、色彩的にも落ち着いた印象を与えます。特に最下段は、通行の際やベッドで横になる際にほとんど目に入らない位置にあるため、見せる収納と見せない収納を巧みに使い分けている印象を受けます。
ご主人のワークデスクもこの寝室に置かれていてそのデスクとベッドの距離が付かず離れずいい形で置かれています。机上のデュアルモニターもその角度から寝ている人の目に眩しくない様に気を遣いつつさりげなく置かれています。
普通の寝室に普通の書棚、しかしその書棚は壁面いっぱいに広がりコーナーに追いやられるように置かれたワークデスクもさりげなく気を遣いながら普通に存在する全てのエレメントが「洋」でありながら「日本的な」静かさを感じる上品な構成です。
また、ご主人のワークデスクもこの寝室に配置されています。デスクの正面には、縁取りをせずにキャンバスのままの油彩画が1点壁にかけられており、この部屋の空気の流れを変える唯一のアクセントとなっています。さらに、デュアルモニターも寝ている人の目に眩しくないように角度が調整され、さりげなく配置されている様子が印象的です。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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