都内のマンションにお住いのお客様です。リビングルームの「Shelf 開口部のある本棚」ともう一列の「Shelf タワー型本棚」を設置いただきました。
この開口部付き本棚には、2つの異なるサイズの開口部があります。1つは2×2コマで、もう1つは3×3コマです。3×3コマの開口部には、専用のTV台が足元に設置され、その上に大型TVが配置されています。この専用のTV台は、2コマ分のスペースがあり、デッキなどの周辺機器を収納することが可能です。一方、2×2コマの開口部には美しいドライフラワーが飾られており、このドライフラワーが壁面収納の中で唯一のディスプレイ要素となっています。
このように、異なるサイズの開口部を持つ本棚は、収納とディスプレイの両方の役割を果たし、柔軟に対応できる設計となっています。3×3コマの開口部が大型TVとその周辺機器を収納するための実用的なスペースを提供し、一方で2×2コマの開口部が視覚的な美しさを演出することで、全体としてバランスの取れた空間を実現しています。
このドライフラワーの存在は、室内を落ち着かせます。壁面全体は本棚として機能し、多くの書籍を収納していますが、その中にこの様なドライフラワーがあることで、空間全体に落ち着いた雰囲気が生まれています。
最下段にはIKEAの白い紙製ボックスが並びます。最下段をこういう形で納めると視覚的に安定することはもちろん「見せない収納」としての機能も同時に満たします。特に小さなお子様のいるご家庭ではそのお子さんの行動範囲からも玩具系の収納は低い位置で行った方がよく、見た目に乱雑感が出てくる玩具類をこうして隠しながら収納出来ると「使ったものは片づける」という習慣も自然に身についてくると言われています。
またそのお子さんのために設えた子供用の机と椅子のセットが本棚に宛がわれています。行動範囲が基本的に低い位置にあるお子さんがここで絵を描いたり絵本を読んだりされています。
本件ではこの7列幅の開口部付き本棚に加え、その幅を調整した縦型の「Shelf タワー型本棚」を隣り合わせに置くことにより壁面全体を本棚を中心とした壁面収納にしています。また天井の高さも途中で変わるためその形状にも対応しながら優雅なリビングボードに昇華させています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
ダイニングテーブル、コンソールデスクを中心にしたシリーズ。座卓、文机も。