都内の瀟洒な戸建て住宅にお住いのお客様です。2階のパティオを挟んだリビングルームの高窓に高さを合わせる様に幅目一杯に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を横幅フルサイズのものに更に、幅を調整した2列のものを連結してお使いいただいています。
小上がり床
床の高さに変化を加えることで、空間に立体感が生まれ、より奥行きと広がりを感じさせる効果があります。これにより、室内空間に動きを持たせ、平坦なレイアウトの単調さを避けることができます。小上がりは、異なるフロアレベルを作ることで、視覚的に部屋を区切る役割を果たし、広いリビングの中で、異なる用途ごとにゾーン分けをしやすくします。
リラックスエリアとしての活用
小上がりは、ソファや椅子を使わずに、座布団やクッションを敷いてそのまま座ることができる、快適なリラックスエリアとして役立ちます。家族やゲストと共にリラックスした時間を過ごすのにぴったりな空間です。また、小上がりによる段差や高さの違いは、インテリアに視覚的なアクセントを加えます。使用する素材や色を工夫することで、デザイン性が向上し、室内全体の雰囲気をより洗練された印象に変えることができます。
小上がり床に本棚を構成する
まず、高窓とほぼ同じ高さにエアコンの室内機を配置し、その高さに合わせて全体のラインを揃えることで、空間に一貫した統一感が生まれています。これにより、本棚全体が水平方向に大きく広がる印象を与え、視覚的な開放感が増しています。さらに、本棚の上部と右側に明るい窓が配置されているため、自然光が空間に柔らかく入り込み、全体のデザインに明るさと洗練された雰囲気をもたらしています。高窓と本棚が調和して、空間が凛とした印象を与える一方で、軽やかさも感じられる設計となっています。
次に注目すべき点は、本棚の右端が小上がりの床に乗りながらも、水平な流れをしっかりと保っている点です。この構成は、視覚的に空間を横方向に広げる効果があり、全体にまとまりを持たせています。リビングにおける小上がり床のデザインは、空間を効率的に活用する上で非常に有用な考え方です。小上がり床は、腰掛けとして利用できるだけでなく、その下部を収納スペースとして活用することで、リビングの収納力を高めるます。特に、頻繁に使わない物を収納する場合、生活スペースを広く、すっきりと保ちながら実用的な収納を確保することができます。
小上がり床に腰かけることで、座る場所としての利便性が高まり、リビング全体の使い勝手も向上します。一方で、収納スペースを隠すことができるため、部屋全体の見た目が整理され、無駄のない美しいデザインを維持できます。特にリビングのように、家族が集まり多用途に使われる空間では、このようなコンパクトでありながら機能的なデザインにより空間を最大限に活用出来ます。
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