リビングの一角に設けられた仕事場の壁面に、「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を導入いただきました。本棚は梁の下に収まるように上部を加工し、壁面の高さに合わせて設置されています。天井から梁、本棚へと連続する納まりによって、室内の一部として組み込まれたような構成です。

本棚の近くには、2台のモニターを置いたL字型のデスクが配置されています。その前方にはリクライニングチェアとオットマン、コンソールデスクが置かれ、作業をする場所と、本を読んだり資料を確認したりする場所が同じ空間の中に設けられています。さらにソファも配置されており、仕事場としての機能を持ちながら、リビングの一部として使えるレイアウトとなっています。

本棚には、単行本、文庫本、新書、画集、DVDなど、判型の異なる蔵書が並んでいます。それぞれのセルに書籍を一列で収めることで、収納物の大きさが異なっていても、棚板の水平ラインによって全体が整理されて見えます。書籍を種類別に細かく分けるのではなく、所有する蔵書をまとめて壁面に収めた使い方です。
梁下に合わせて加工された上部には、収納物を置かないスペースが残されています。すべての棚を埋めるのではなく、建物の形状に合わせて空間を残すことで、天井まわりに無理なく本棚を収めています。白を基調とした室内に、濃色のデスクやチェアと明るい木地の本棚が配置され、仕事、読書、休憩のための家具が一つの空間にまとめられています。

本件では、ほぼすべてのセルに蔵書が収められています。大型本、単行本、文庫本、新書、DVDケースなど、サイズの異なるものが混在していますが、いずれも棚板の上に一列で並べられています。そのため、離れた位置から見ると、背表紙が水平方向に連続して見えます。書籍の高さは揃っていませんが、棚板の位置が一定であるため、全体の水平ラインは保たれています。また、縦板によって収納範囲が等間隔に区切られているため、色や大きさの異なる蔵書が並んでいても、壁面全体は整理された状態に見えます。四隅に配置されたブレース材は、本棚の剛性を確保するとともに、均一なグリッドの中に斜めのラインを加えています。
本棚の前にはリクライニングチェアとオットマンが配置され、読書の際に必要な本へアクセスしやすい構成です。最上部は梁下の高さに合わせて加工されており、収納物を置かない部分が設けられています。建物の形状に合わせて本棚の高さを調整することで、壁面に無理なく収めています。大量の蔵書を一つの壁面にまとめながら、棚板と縦板によるグリッドによって全体を整理した事例です。
この事例と関連するプロダクト

壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。ファッション誌など大きめの雑誌や
A4サイズファイルの収納に。


