都内のワンルームマンションに新たに引っ越されたお客様のマルゲリータ使用例です。
「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ」を2台並べて壁際に設置されています。リビングキャビネット兼テレビ台としてお使いいただいてます。
ソファを置かないリビングレイアウト
居心地の良い空間を作るためテレビとソファを起点にしたリビングのレイアウトを考えることが一般的になっています。リビングボードにTVを置くという前提で考えた場合、ソファに座って画面を見る高さとダイニングテーブルに座ってみる高さでは視点の位置が異なります。
TVを観る場合の目線の高さはそこから画面に対して15度ほど低く見える高さが最もいいとされています。人間の視線は普段から目の高さよりも少し下側、角度で言うと10~15度ほど下側を見ています。つまりその辺りを見ているのが自然な状態で、見るという事に対して目や姿勢に対する負荷が少ないと言えます。
その場合ダイニングテーブルに座って観るのとソファに座って観る両方を満たそうとするとどうしてもソファの位置をTVから離さなければなりません。
TVを観るという行為が一昔前の家族の団欒的なものから各自が自分の好みを一人で観る、更に自分の部屋でインターネットを観るという形に移行しつつあります。特にそれが一人暮らしの場合だとダイニングテーブルは食卓かつ在宅ワークのスペースになるケースも多いためTVはいわば腰を据えて鑑賞するものからBGM的な横で映像を流しているものに変わりつつあります。食卓で作業を進めながら気が向いたらリモコンで電源を入れる、そんな光景が今どきの普通の姿になりつつあります。ソファに座ったらTVを観る、この一択しかありません。
一人暮らしはダイニングテーブルを中心に
一人暮らしの場合の部屋のレイアウトは家具をなるべく少なくするという点は共通です。その場合生活の仕方によって省くべく家具が自ずと浮かび上がります。
在宅ワークにウェイトがある場合
この場合に必要なのはベッド、ダイニングテーブル、リビングボードでありダイニングテーブルは作業デスクとしての機能を兼用します。前述の様に仕事をしながらTVを観る、場合によっては食事もそこで、という考えです。すなわちソファという考えはここでは捨てます。
家は寛ぐ場として捉える場合
この場合必要なのはベッド、ソファ、リビングテーブル(ソファの前に置く高さの低いティーテーブル)
この場合家はあくまで寛ぐ場で普段はソファでゆっくり寛ぎます。食事もソファに座ってその前の低いテーブルで摂る。一方どうしても在宅ワークが必要な場合はソファで沈み込みながら、膝の上もしくはティーテーブルの上でノートPCという形になります。その場合長時間の仕事、食事はやはり難しいので本当に家では寛ぐ以外何もしないという人にしか向かない気もします。
以上の様に生活スタイルに合わせてなるべく大きな家具を減らして空間を有効に使うことを中心に考えたいと思います。
リビングボードの必要性
そこでリビングボードです。一人暮らしでどんなに物が少なくても雑多なものはたくさんあります。その雑多なものを引き出し収納に区分してリビングボードのサイズに納めるべくロータイプの壁面収納です。ここはあくまでの日常的に使う雑貨類を収納し大き目の物はクローゼット等に収納するという前提です。
リビングボードのトップが平で水平に拡がる姿はある意味部屋に潤いを与えます。すべてが機能的に納められ、使い込まれていく中で物を飾るという行為が息抜きにもなります。
見せない収納とディスプレイ
リビングボードは全てのセルに奥行350mm用の専用カセットをお使いいただいています。細かな日用品や文具はそのほとんどをこの引き出し系の収納にしまい、リビングボードのトップはお気に入りの置物や人形で特設ステージを作っておられます。見せない収納があるから出来るディスプレイです。
また「LISCIO ダイニングテーブル」と「LISCIO サイドチェア」もお使いいただいてます。