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スタンディングデスクと並ぶ本棚 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf

壁一面の本棚 奥行350mm/Shelf(No.85)

都内の1DKにお住いのお客様のマルゲリータ使用例です。リビング全体をワークスペースとして使っておられます。キッチンよりの壁面には「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきその手前にスタンディングデスク、座卓を置かれその他は一切置かず広々とした作業空間を作っておられます。

壁一面の本棚と並ぶスタンディングデスク

リビングをワークスペースに

リビング全体をワークスペースとしてお使いです。窓側のキッチン寄りの壁面には「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置して、その手前には小さな棚を置き、入口に近いエリアにはラグを敷いて、そのスペースにスタンディングデスクとステッパーと座卓を配置してあります。その他の家具は一切置かずに広々とした作業空間を作っています。

デスクから窓へと繋がる空間の壁一面を覆うように設置されているのは縦6コマ×横7コマです。この壁には梁があり、窓の上部のエアコン室内機が取り付けられた部分も梁になっているため、既製サイズの縦7コマ×横7コマの本棚を基に調整し、最上段の横板を外して縦6コマに加工しました。また、窓寄りの4枚の縦板を窓の下の大きな梁の高さに合わせてカットし、左側の4枚の縦板は本棚の背後の壁の梁の高さに合わせてカットすることで、この空間に造り付けの家具のように納まっています。床から梁下までの高さと縦板の寸法とが合っているので、万が一、前のめりの方向へ倒れる力が働いたとしても、棚板が梁にかかって転倒を防止します。

本棚の右端はカーテンレールボックスに沿っていて、窓と本棚との間にカーテンだまりを作っています。本棚の左端を起点としてピクチャーレールが巡らされていて、周り縁のような外観が白い巾木と呼応しています。

壁一面の本棚と並行にスタンディングデスク
壁一面の本棚とスタンディングデスク

スタンディングデスク

椅子に座ったままの長時間の仕事は、多くの人が経験する集中力低下の一因とされています。座った状態では体が安定しすぎ、これが眠気を引き起こしやすいと言われています。一方で、スタンディングワークは立ったままの姿勢で作業するため、デスクに向かっていても眠気が少なく、高い集中力と生産性が期待されます。

スタンディングワークでは、座った状態のように座面や背中が温かくなることがないため、得られた集中力を維持しやすくなります。また、立っている状態では足を動かすことができるため、集中しすぎて疲れたと感じたときには、軽い運動やストレッチを行いながら仕事のパフォーマンスを向上させることができるとされています。実際にスタンディングデスクを使って仕事をしていると、能率面、健康面での効果もさることながら最初のうちは足が疲れてくるために「早く仕事を終わらせよう」という意識が自然とわいてくる、という現実的な効果もある様です。このような理由から、スタンディングワークは近年注目を集めています。多くの海外企業が既に取り入れており、国内の企業でも導入例が増えています。

在宅勤務 スタンディングデスク

マルゲリータの本棚は、縦板と横板を厚さ15mmの素材で組み合わせて構築され、水平方向の堅牢性は本棚の四隅のブレース材によって確保されています。この構造により、本棚には背板を取り付ける必要がなく、棚板の奥行き全体を効果的に活用することが可能です。また、棚板を通して背後の壁面まで視界が届きます。

縦板と横板は格子状に組み合わされ、固定されており、動かすことは不可能です。縦材は全荷重を均等に受けるよう配置され、横材のスパンは短く設定されています。そのため、重いコンテンツを収納しても、ほとんど「たわみ」が生じることはありません。奥行350mmの本棚では、1コマあたりの耐荷重は約30kgで、A4サイズの文書から分厚いA4サイズのフォルダまで広く収納が可能です。1コマのサイズは、幅325×奥行350×高さ325mmであり、A4よりも少し大きめのコンテンツや美術書、写真集、図鑑、建築関連の書籍、ファッション関連の大型雑誌などの収納にも適しています。また、直径12インチのLPレコードを収納するのに最適なサイズで、1コマあたり約70枚のアナログレコードを収容できます。これはレコードコレクターやプロのユーザーにとって理想的な選択となっています。

ラグの敷かれたエリアで仕事をする際に、デスクを壁に向けたり窓に向けたり、座卓を使って低い位置で作業したり、と、長時間にわたって十分に集中できるように工夫が凝らされている様子が伺えます。机上の書類やコンピューターの画面などから視線を外し、姿勢を変えてストレッチしたり小休止したりするたびに、窓から入ってくる外光が本棚の棚板の見付に反射する様子が視界に入ってきます。6枚の横板が描く水平のラインは部屋の奥行きを強調するように窓へと向かっていて、視線は自然と明るい室外の方向へと誘導されていきます。壁に広がった障子の桟のようなグリッドラインは、幅15mmの見付が描く細い線で、壁面のハイライトになっていますが、棚板の面の部分にも光が映り込んで、明るく柔らかく反射しています。窓から入る光だけでなく、壁にも間接照明の光源が設置されているかのような印象も感じられます。

本棚には資料のファイルや書類の束、専門書などの蔵書が収納されていて、中程の3段にはB6判や四六判などのビジネス書や単行本が収納されています。短いスパンで区切られたセルに背表紙を前面に揃えて並べてあるので、同じようなボリューム感を持つ塊が積み重なっているように見えています。棚板で区切られた均等な空間、背表紙が揃った書籍の集合体、本の天の部分と上の段の棚板との間にできた奥行きのある空間などが、整ったリズムを作りつつ部屋の奥行きを彩っています。


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Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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