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北国の音楽喫茶に レコードジャケットフレーム / FRAME

ジャケットフレーム/FRAME(No.02)北国の音楽喫茶に

東北地方のとある音楽喫茶店で「FRAME  レコードジャケットフレーム」をお使いいただいてます。
薄暗い店内ですがジャズやロックの名盤のジャケットが木製額縁により飾られていて落ち着いて心休まる雰囲気が醸し出されています。アナログLPレコードと室内の空気が重なります。

アナログレコードジャケット/木製額縁

音楽喫茶

「音楽喫茶」最近は殆ど見かけません。音楽喫茶が成立するためには音響機器が高すぎて若い人にはとても買えない。仮に買うことが出来てもそれを楽しむだけの十分な環境がない等、高度経済成長の中にあっては「音楽喫茶」がいい音で音楽が聴けるある意味最高の場であった時代がありました。

1980年頃からCDの出現もありミニコンポが出てくるとその状況も徐々に変わってきます。自室に居ながらコンパクトで安価な機器でそれまでは得られなかった音が得られるようになると音に対する価値観も変化していきました。誰でも簡単にそこそこの音楽が得られる状況になりなにも音楽を聴くために音楽喫茶に行くまでもなく自然と見かけなくなったのも当然な気がします。CDの時代も通り越して昨今のダウンロードが主流の時代になるともはやアナログレコードを演奏している喫茶店に行って音楽を聴くという行為はもはや考えもつかないものになります。

アナログレコードジャケット/木製額縁

今、音楽喫茶は音楽を聴くというよりもその音楽を媒介とした記憶の共有の場と言えます。そこで演奏されている楽曲をその気になればどこでも聴けるという時代にそのレコードの時代の自分自身の記憶、それが他人の記憶と共有される時間、その時間が非常に楽しいものになる。それが近年の音楽喫茶です。

アナログレコードジャケット/木製額縁

記憶の媒介としての音楽、そしてレコードジャケットというものは手に取った時、また壁に飾った時のサイズ感がちょうどよくまた正方形であることから上下左右に均等に並べるのも絵になる大きさです。

アナログレコードジャケット/木製額縁

ジャケ買い

そして、レコードの魅力を語る上で外せないのが、ジャケットデザインの存在です。「ジャケ買い」という言葉が存在するほどジャケットに惹かれてそのレコードを買う、という行為まで一部の人には普通だったのは驚きです。
ちなみに「ジャケ買い」には、前述したジャケットのデザインそのものを評価して購入するパターンと、ジャケットデザインから音楽性を推測して購入するパターンがあります。

ある意味賭けみたいなものですが、ネットで簡単に楽曲を確認することができる時代においては考えられない行為、しかしその中から自分にとって「当たり」に出会った時はそれが一生ものになるすなわち自分の歴史の断片になるといえます。ジャケットデザインがもたらす効果です。

LPジャケットフレーム

北国の音楽喫茶に

北国にある音楽喫茶にレコードジャケットを飾っていただきました。LPレコードジャケットを額装できる木製フレームに入っています。レコードジャケットと合わせてヒーターの存在が心も温まる光景です。


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