品川区・大田区を中心に不動産事業をされている(株)アイディプロパティ様の事例です。
新たに展開するシェアハウスのダイニングテーブルに「Tavola スプルス積層パネルを用いたテーブル スチール脚(浮造り調)」をご採用いただきました。
打ち放しコンクリートの天井
打ち放しコンクリートの天井と整えられた壁面に囲まれた室内中央に、ダイニングテーブルが配置されています。周囲には有機的なフォルムの椅子が置かれ、住宅のダイニングでありながら、一般的な住空間とは異なる印象を持つ空間となっています。既存のコンクリート天井の表情を残すことは、建築当初から計画された打ち放し仕上げとは異なり、状態の確認や補修を前提とする判断が必要になります。本件では、必要な箇所に修復を行ったうえで、木製型枠の跡が残るコンクリートの質感を活かしています。
天井を新たに覆うのではなく、既存の状態を整理して見せることで、内装工事を過度に加えないシンプルな構成としています。空間の素材感を活かしながら、合理的で実用的なリフォームの考え方が表れています。

コミュニティ型賃貸住宅
近年、空室対策の一つとして、シェアハウスに代表されるコミュニティ型賃貸住宅への転用が注目されています。既存の賃貸物件をシェアハウスとして再構成する場合、改修工事に加え、各個室や共用スペースに家具・家電を配置することが一般的です。ただし、その内容に明確な標準仕様があるわけではなく、物件の規模、間取り、想定する入居者層、運営方針に応じて検討する必要があります。そのため、シェアハウスへの改装では、建物の条件を踏まえながら、必要な設備や家具を適切に選定し、柔軟に計画を進めることが重要になります。

シェアハウスのメリット
所有する建物の立地に、学校が近い、若年層が集まりやすいエリアであるなどの特徴がある場合、一般的な賃貸住宅として運用するだけでなく、特定の入居者層を想定した活用方法を検討することも有効です。周辺物件の賃料相場や入居者ニーズを把握することは、転用の可否を判断するうえで重要な材料となります。シェアハウスにおける入居者側の主なメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 一般的な賃貸住宅に比べて賃料を抑えやすいこと
- 家具や家電などの設備があらかじめ整っていること
- 他の入居者とのつながりが生まれやすいこと
これらの要素は、入居を検討する際の判断材料となり、物件の競争力を高める要因にもなります。その中でも、設備の充実と入居者同士の交流という2つの要素に関わるものとして、共用部に配置する家具は重要な役割を担います。特にダイニングテーブルは、食事、会話、作業など複数の用途に対応するため、シェアハウスの共用空間を構成する中心的な家具として検討すべき要素です。

ダイニングテーブルの適正なサイズ
ここでは、利用人数に応じたダイニングテーブルの適切なサイズについて考えます。
一般的に、1人が食事をするために必要なスペースは、幅600mm×奥行400mm程度が目安とされています。この寸法を確保することで、食器を置くための面積と、隣席との適度な間隔を確保できます。この考え方に基づくと、6人で使用するダイニングテーブルの標準的なサイズは、幅1800mm×奥行800mm程度となります。ただし、これはあくまで基本的な目安であり、食事の内容、使用する椅子のサイズ、共用部での過ごし方によって、必要なテーブルサイズは変わります。たとえば、幅2400mm×奥行900mmのテーブルを6人用として設置した場合、各席に十分な余裕が生まれます。食事だけでなく、会話、作業、読書などにも対応しやすく、共用部の中心となる家具として存在感を持たせることができます。

シェアハウスの共用空間では、ダイニングテーブルは単なる食事のための家具ではなく、入居者同士の接点を生み出す場としても機能します。そのため、必要最小限のサイズに抑えるだけでなく、空間に余裕がある場合には、やや大きめのテーブルを選定することも有効です。



シェアハウス
シェアハウスの共用空間において、ダイニングテーブルは食事のためだけの家具ではありません。入居者同士が自然に顔を合わせ、会話や作業を行うための共用スペースの中心となる家具です。そのため、テーブルサイズは必要最小限に抑えるのではなく、物件の広さや入居人数、想定される使い方に応じて検討することが重要です。空間に余裕がある場合は、やや大きめのテーブルを選定することで、食事以外の用途にも対応しやすくなります。共用部の使いやすさや入居者同士の交流を促すうえで、ダイニングテーブルのサイズと配置は重要な計画要素となります。
この事例と関連するプロダクト

梱包作業などの軽作業を想定した、最大幅2400mmの大型作業テーブルです。



