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漢方薬局の調剤室に 開口部のある本棚 / Shelf

漢方薬局の調剤室に | 開口部のある本棚 / Shelf (No.17)  | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト

静岡県掛川市にある「漢方薬局 くら石」様の薬剤室に「Shelf 開口部のある本棚」及び「ロータイプ本棚」を設置いただきました。

漢方薬局の調剤室に | 開口部のある本棚

薬局では、特定の薬品などを薬局従事者だけが入室できる調剤室内や倉庫などに貯蔵しておくべきことが法律で定められています。この他にも法律による規定や審査や指導を受けるための基準や要件が数多くあります。薬品の管理や薬品に関連する作業を安全に行う目的で整備されている規制ですから、調剤室はどの薬局にも必ず備えられています。
本件でも、薬局内の待合室やカウンセリングのためのコーナーと区切って調剤室が設けられています。ここに掲載された画像は、調剤室内の様子です。薬局には、クライアントが待合室から調剤室内の様子を見ることができる「透視面」と呼ばれる小窓の設置が求められていて、その透視面から見える壁面に、マルゲリータの本棚が設置されています。

本棚は、写真の奥から順に「開口部のある本棚 奥行350mm 」縦7コマ×横5コマ、「ロータイプ 本棚」縦2コマ×横7コマ、「開口部のある本棚 奥行350mm」 縦7コマ×横2コマです。

漢方薬局の調剤室に | 開口部のある本棚

ロータイプの本棚を囲む

ロータイプの本棚の上部には、大きな空間ができています。横に7コマ分が並ぶ棚の幅は2,395mmあり、天板は奥行き350mmです。この広いスペースをカウンターとして用い、ここに秤を置いて棚から取り出した薬品を調剤します。調剤する様子が透視面から見えるようになっています。両側の本棚の側板に取り付けた縦材と壁に取り付けた縦胴縁で、4枚の奥行の浅い棚板を受けて棚を作り、この棚で薬剤を整理されています。天板の下のセルにも薬剤のストックが収納されています。施錠できるように掛け金をつけた引き出しもあります。カウンターの端には鉢植えの胡蝶蘭が置かれ、空間に潤いを与えています。

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調剤室の奥には「開口部のある本棚 奥行350mm」が設置されています。この本棚の最上段では縦材が斜めにカットされ、天井灯への干渉を最小限に抑えています。調剤室は十分な明るさが確保されている必要があるため、天井との境目部分の斜めのラインによって意外な効果が生まれて、室内の上部の空間に広がりが感じられるようになっています。

この本棚は、下段中央の6コマ分に、空隙のある構造です。開口部の上部の棚を支えるための桁が渡され、この桁によって本棚の強度が確保され、開口部の上段のセルにも重量のあるコンテンツを収納することが可能になっています。

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手前にある「開口部のある本棚 奥行350mm」は、オーダー製作です。下から3段目と4段目を開口部としてFAX専用機が置かれています。この部分の壁面には室内のスイッチ類が集中しているため、空隙によってうまくかわしながら上手に利用されておいでです。マルゲリータの本棚は、基本的に背板のない構造なので、背後にまわる壁面のスイッチやコンセントなども配置を配慮しながら活用していただくことが可能です。また、背板がない本棚の平面的な剛性を確保するために本棚の四隅にブレース材を入れます。この事例では、最下段の左側のセルにブレース材が入っています。写真では見えていませんが、本件のように幅の狭い本棚の場合には、上部のセルに背板を施して補強することも可能です。

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この壁面に設置された3台の本棚のセルのスペックは共通です。いずれの本棚でも奥行きは350mmあり、それぞれのセルの幅や高さも同一なため、本件のように異なる種類の本棚が3台横並びに置かれていても下段は同じ形状で連なり一体となって見えます全体としては造作家具のような状態で仕上がっています。

漢方薬局の調剤室に | 開口部のある本棚

奥行き350mmの本棚には、カセット式の専用アクセサリーのご用意があり、本件でも「A4書類収納用引き出し4段」をご活用していただいています。このアクセサリーは4杯の引き出しと引き出しを支える4段の仕切り板で構成されています。本件では引き出しと仕切り板をバラして、奥の本棚の下から3段目には仕切り板を挿入して4段の浅い棚を作り、4杯の引き出しはロータイプの本棚の4つのセルで漢方薬のストックの収納を出し入れするために、それぞれご使用されています。

また、ロータイプの本棚の下段で施錠用の掛け金を取り付けてご使用いただいているのは、「ファイルボックス1列」です。

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漢方薬局

漢方薬局は漢方理論に精通した薬剤師がいて時間をかけて相談し、直接その場で薬剤師が薬を選んで販売してもらえるところがいわゆる調剤薬局とは異なります。普通の薬局やドラッグストアでは置いていない煎じ薬や豊富な漢方薬の種類を取り扱っておられます。そのためにバックヤードとなるスペースにも多くの薬剤が置かれ、また薬剤師も丁寧にその内容を把握していないといけません。それにこたえるための収納棚です。

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