千葉県の新しいマンションにお住いのお客様です。そのマンションのリビングと可動間仕切りを挟んで連続するお部屋の一面に「Shelf カウンター付き本棚」を設置いただきました。お子さんが広く遊べる空間とご夫婦のワークスペースを兼ねた心地よい空間が構成されています。
ワークスペースをリビング空間に
リビングルームに連続した部屋の壁面に「Shelf カウンター付き本棚」を配置。居住空間にワークスペースと収納スペースとを組み入れました。
「Shelf カウンター付き本棚」は天井まで届く「壁一面の本棚」の下から2段目の棚板を前面に出して奥行き800mmのカウンターにしたものです。カウンター面は横幅2395mm、大人2人が椅子を並べてそれぞれのスペースを確保しながらワークできます。デスクと壁面収納とが一体となり快適なワークライフバランスを実現するスペースを作り出しています。
パソコンやディスプレイなどを配置するために右側に三列の開口部を設けています。開口部の上部には補強梁を2本渡して十分な強度を確保してあるので、開口部の上段にも他のセルと同様に書籍などを並べられます。壁面を天井いっぱいまで棚にすることでマンションの居住空間内に大容量の収納スペースを付け加えることができました。家の中の様々なモノはこの棚にまとめて収納し、リビングの空間は広々と使うという生活スタイルが可能になりました。
テレワーク環境
本棚に向かって座るスタイルなので目の前のワークに集中しながら室内にいる家族の気配を背中に感じられます。グリッドで区切られた棚を活用して仕事に関連する書籍や道具を視線と手の届く場所に整理。集中力の高まる空間が実現しました。
大きなバッグは使う頻度が高いのに置き場所が定まりづらいもの。疲れて帰ってきたときついつい床に置いてしまうと部屋が散らかる原因にもなります。本件では棚にバッグの定位置を作りそれを解決されています。
外出先から戻ったらカウンターの上でバッグの中身を整理、カウンター面につながる3段目のセルにそのまま収めます。出かける時にはここからピックアップするだけのワン・アクションで出し入れ出来持ち物を整える毎日の動作がシンプルになります。
シェルフの素材はシナ合板で無塗装です。この部屋の壁の色、床の色と同系色なので家具が主張しすぎることなく馴染んでいます。空間全体を統一する色調の効果で、機能的なワークスペースと同時に家族の生活空間にふさわしい柔らかい印象が加わっています。収納されるモノが増えてきてセル内のモノの密度が高くなっても木の色によって柔らかい印象は保たれます。
カウンター面はウレタン塗装なので中性洗剤などによる拭き掃除も問題ありません。(無塗装部分に染みないようご注意ください。)補強梁の素材は天然木集成材で、自然塗料による仕上げです。
子どものおもちゃの収納
お子さんの玩具はカウンター面の机下にあります。使うときに出し遊び終わったら片付ける習慣も楽しく身につきます。子どもの成長に従って収納するモノや定位置が変わっていく将来的な変貌にも対応が可能です。
電源とそのルートを確保
右側一番下の棚の垂直面にケーブルの切り込みを入れています。また巾木にフィットさせるためのトリミングも、コードが通せるように少し余裕を持たせてあります。ワークスペースには、パソコンなどのケーブルが何本も使われ、取り扱いが悩みの種になりがちなコードを棚の内側に収め必要な電源をスッキリ確保しました。
オプションを活用して
一番下の段は台座オプションというものがありますがここではそれは使わずに収納用ボックスを床面に直接置けるようにしました。重いボックスでもフローリングの上を滑らせて引き出すことができます。使う季節が限られているモノや大きさや色がまちまちなモノなどはシンプルなデザインのボックスに収納出来ます。スッキリ整ったおしゃれなスペースになります。
本棚の奥行きは350mmなのでセルの中に入る専用のオプションツールを使えます。
●「書類用引き出し」「ファイルボックス」などを使い、見せない収納を実現。
●深い奥行きの内部スペースに段差をつける「本棚の中の棚」で収納力が倍増。文庫本、新書、コミックス、DVDなど増え続けるコレクションを、背表紙を隠さずに収納可能。
●棚の上部のセルに「落下防止バー」を設置すると安全性が高まります。
リモート会議でWEBカメラを使う場合や、ワークに特に集中したい時間には、マンションに備えられているリビングとの間の可動間仕切りを使ってスペースを区切ります。背景を隠し生活の気配を遮断することができます。仕事が一段落したら、再び間仕切りを開き、明るく広々した空間をよみがえらせます。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。