ソフトウェア開発において、システムの上流工程に特化した開発を行っておられる「コグニビジョン株式会社」様の本社オフィスに「Shelf ロータイプ本棚」を導入いただきました。

業務の性格上在宅ワークも増えておられる状況とのこと。この度オフィスを新しくコンパクトかつ働きやすい環境に作り変えていく中で、マルゲリータの本棚を採用いただきました。働き方のアップデートを目的としてなされたオフィスリニューアル、その多くが働きやすい一方でカオス的な構成に陥ってしまうオフィスレイアウトが多い中で、こちらのオフィスレイアウトはシンプルかつコンパクトで大変締まった印象を受けます。

腰壁
「腰壁」とは、人の腰の高さより下の位置に設置される壁のことです。 床から1m位までの壁は人が手や足で接触する可能性が高いことから汚れや損傷を防ぐ目的で汚れにくい素材などで仕上げが施されることが多いです。特に業務用のカート、ストレッチャー等が頻繁に通る場所でステンレス板等が壁の仕上げの上から防御材として貼られている場面もよく見かけます。また人間の視覚に対する本能的な点でもありますが沈む色が腰より下を覆っていると落ち着く気がする、という効果もあります。

同時にそもそもの腰壁は壁の損傷に対する保護材なのでその室内にいるとその防御から守られている感覚も受けます。この守られている感覚は思いのほか心地よくトラディショナルな中でも落ち着いた気分にさせてくれます。特に本件の様に腰壁部分の上部、というより敢えてあけた収納上部にエンボスの効いた壁が連続する様子は腰壁が本来持ち合わせているその機能とデザインを軽やかに継承しているように見えます。
この様に腰壁は本来の機能を持ちつつ更にそれが一つの建築的な手法として発展定着した普遍的な手法と言えます。












この事例と関連するプロダクト