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細かな工夫 Shelf 開口部のある本棚

仕事部屋の本棚 - Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例

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都内のマンションにお住いのお客様です。そのご主人の仕事部屋にもともとあったデスク廻りを入れ替える形で「Shelf 開口部のある本棚」を設置頂きました。

まずは、本棚導入前(ビフォー)と導入後(アフター)の様子をスライドショーでご覧ください。

Before
Before
After
After
Before
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新たに導入されたこの本棚は、右側の扉の開閉余地を確保しつつ、残った壁面全体を覆う形で有効幅を最大限に活用しています。設置可能な壁面のサイズと本棚のコマ割りが合わないため、その不整合を中央のコマで吸収しています。全体を引いて見ると、その調整はほとんど気にならないほどしっかりと収まっています。

有効幅いっぱいまで本棚を広げることで、もう一人分のワークスペースを確保することができ、ご夫婦二人での使用が可能となりました。開口部は既存のモニターを置くスペースとして確保されており、三分割の開口に自然に収まります。さらに、開口の上下には新たに本棚スペースが追加され、今までになかった書籍を収納することができました。

仕事部屋の本棚 - Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例

デスク下には、Fractal Design製の自作PCからの光が足元を優しく照らし、作業環境を一層魅力的なものにしています。この配置により、実用性と美しさを兼ね備えた快適なワークスペースが実現されました。

仕事部屋の本棚 - Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例
仕事部屋の本棚 - Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例

棚板の高さを梁に揃える

本棚上部は梁を避けるためにL字型に加工されています。この部分に実は細かな工夫が施されています。一見すると規格通りにセルが並んでいるように見えますが、上部2段目の棚板は下の段より少し高くなっています。これは、梁の下端と2段目の棚板の下面がフラットになるように高さが調整されているためです。通常の規格サイズでは、この棚板が梁の下は利用できないスペースになってしまいます。しかし、この工夫によりスペースをより有効に活用することができ、同時に奥まで平らに繋がることで見た感じも自然です。このようなディテールに於ける配慮が、本棚全体のデザインに統一感を持たせ、全体の完成度が高まり、使いやすさと美しさが調和した空間が実現されています。

本件の桁材は通常のブラウン色ではなく本棚と同一素材(無塗装)のものが使用されています。

三箇所それぞれの開口には配線用の加工が施されています。本棚の背面側に配線ルートを作ることで乱雑になりやすい配線を隠すことができます。

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