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ペールトーンで構成する Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm

ワークスペース - Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm - マルゲリータお客様事例

都内のマンションにお住いのお客様です。リビングから続く一室をワークスペースとしてご使用、机上面にPCだけが置かれた軽快なテイストの作業デスクの隣に2列に加工してコマのサイズを横に広げた形の「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきました。

商品の都合上、壁一面の本棚としていますがもはやその気配はなくPCデスクと合わせてミニマルな構成を作り出すための一つのエレメントとなっています。本棚自体は上部にあるピクチャーレールとの干渉を避けた場所に収まり、またそのピクチャーレールから下げられたオーナメントはワークデスクの正面にあり、同時にこの部屋のアクセントとしても存在しています。

ワークスペース - Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm - マルゲリータお客様事例
ワークスペース - Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm - マルゲリータお客様事例

室内全体は床、建具を含めpaletone(ペールトーン)で構成されています。ペールトーンとはパステルカラーの彩度をさらに落とした淡い色調を言います。リビングに置かれた鶯色のソファ、ワークデスクの前の薄いグレーのワークチェアと合わせ本棚自体も部屋に対して違和感なく色調的に溶け込んでいます。リビングに面する可動間仕切りを開けるとそのままワークスペースに続くためそこに大きな違和感を生じさせないために面積の大きなものはなるべくそのトーンを揃え小さなもの、例えばオーナメント、スピーカーといった面積の小さなものはそのまま空間を締めるアクセントとして使われています。同時にリビングの開口部と合わせて部屋全体が南向きになるので陽射しを間接光に変える縦型ブラインドもペールトーンの室内に効果的に作用します。

ワークスペース - Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm - マルゲリータお客様事例

2列の本棚は下方3段に背板を入れることにより、ブレース板を無くした分の水平方向の応力を負担し全体の剛性を保っています。特に本件ではセルのサイズを既製のものより大きくしているので専用カセットが使われることはなく、また背板部分を低い位置にすることで視覚的に安定する形になります。

またここでは片方の側板とスイッチプレートが干渉するためプレートより四方1cmの隙間をあけて開放しています。

本件はその空間に既にあるものには手を加えず、最小限の要素を慎重に加えていくことによって作られた美しいミニマルな空間です。ミニマルとは言ってもソファやそれが置かれたリビングのボリュームは大きく、また縦型ブラインドが占める面積も大きいため、既存のものと新たに加えられるものの絶妙なバランスの取り方が綺麗に収まっています。

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