リフォームされた都内のマンションにお住いのお客様です。室内はアンティーク調に纏められ白い壁と天井に対峙する様な無垢板の濃い色調のフローリングが落ち着いた雰囲気を漂わせています。その室内の一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を梁型に合わせて加工しながらフルサイズで置かれています。
その本棚には下2段にお子様の本が並び、その上方にはビジネス本はなく、音楽、映画、教育、文学と多ジャンルに渡りながらも物事の本質を活字の上から追っていくような深い見識の書物が並びます。その書籍のアレンジとその横の壁際に十分な距離を取って置かれているオープンリールデッキ、アンティークアコースティックギター、ファンコイルヒーターと相まって特徴ある空間を作っています。所狭しと並んでいるアンティークグッズもそれなりに独特な室内を作りますが本件の様なスペースを置きながら点在させる方法もまた秀逸です。
手前に置かれているこれもアンティークなテーブルがあります。そのテーブルが壁面と距離を置いて据えられていてその間が事実上のこの部屋の通路となりその突き当りに本棚が控える配置になっています。さりげなく置かれている壁一面の本棚ですがその見え方、並べ方に細かく気を遣われている様子が伝わってきます。
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