都内マンションにお住いのお客様です。リビングダイニングと可動間仕切りで仕切られたスペースを主に小さなお子さんを含む二人の子供たちの遊び場としてその壁面に「Shelf 開口部のある本棚」を2台連結してお使いいただいています。
「Shelf 開口部のある本棚」は、それぞれ2台が特注で加工されています。向かって左側の本棚は、全体が4列に分かれており、その中で2×3コマの開口部が右側に寄せて設けられています。この開口部には大型テレビが設置されており、可動式の間仕切りを通してリビングのソファに座った状態で視聴できるような配置になっています。
一見すると、このレイアウトはお子さんの遊び場を横断しているかのように見えますが、実際には時間帯や使用目的を考慮した上での空間の有効利用と言えます。昼間はお子さんの遊び場として、夜間や休憩時間には家族全員がリビングでリラックスしながらテレビを楽しめるスペースとして機能しています。
一方、右側の本棚には2×4コマの開口部が設けられ、その中に電子ピアノが配置されています。この電子ピアノの設置には、キーボードのサイズに合わせた工夫がなされています。具体的には、キーボード部分が使いやすいように、この箇所の天板が5cm手前に延ばされており、カウンター下の収納スペースは、椅子に座った際に脚が十分に入るように逆に5cm奥まった位置に配置されています。
さらに、カウンターの高さも電子ピアノに最適な高さに調整されているため、スタンド付きの電子ピアノと同等の快適なポジションでキーボードを演奏することができます。電子ピアノを使用する際の姿勢や操作性は向上し、使う人が快適に演奏できる環境が整えられています。椅子の位置も電子ピアノの高さと配置に合わせて最適化されており、快適さが最大限に考慮されています。
2台の本棚はこの様に全く異なる要素を受け入れているためそれぞれのコマの高さも相応に異なりますが最上段と最下段の棚板のレベルを左右合わせている為、この様に2台連結しても全体としてバランスが取れた構成になっています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。