都内のマンションにお住いのお客様です。可動間仕切りでリビングと一体になる部屋の壁一面に「Shelf カウンター付き本棚」と「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台連結して梁下に添う形でお使いいただいています。
「Shelf カウンター付き本棚」は2箇所の開口部を設けて広いデスク面を確保、それぞれにモニター、ノートPCを置かれ、ご夫婦でお使いになられています。また「Shelf カウンター付き本棚」の左側には同じ奥行の「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を、そのコマ幅を調整して連結、文字通り完全な壁一面の壁面収納としてこの広い書斎の一面を覆います。
本件において、ウォールナット調の床フローリング、本棚の上部を支える集成材から成る桁材、さらにはPC周りの機器やYチェアの洗練された黒いフレームなど、細部にわたるデザイン要素が見事に組み合わさっています。このような細部へのこだわりが、全体のデザインに緻密な統一感と端正な雰囲気をもたらしています。
ウォールナット調の床フローリングは、温かみのある木目と上品な色調が特徴です。一方で、本棚の桁材に使用されている集成材は、強度と機能性を兼ね備えています。さらに、黒を基調としたPC周りの機器とYチェアの有機的な黒いフレームは、空間に深みと現代的なアクセントを加え、全体のバランスを整えています。これらの要素が、壁面収納全体に広がる薄い色彩を引き締め、洗練された雰囲気を演出しています。
また、色合いが全く異なる可動間仕切りの扉を開くと、突然目の前に現れる壁面全体を覆う印象的な光景が広がります。この対比により、空間にダイナミズムが生まれ、部屋全体のデザインが一層魅力的になります。
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