大阪府のマンションにお住いのお客様です。そのリビングダイニングの一室に窓を避ける形で「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」設置いただきました。こげ茶色の円卓とテレビ台に敷かれたトライバルラグが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
窓を活かす
本棚を設置する壁面の右上部には、壁から少し奥まったところに窓があり、その窓を考慮して本棚が構成されています。棚板の高さを窓の下端に合わせることで、窓を避けつつ、全体が自然な形で収まります。これにより、窓の下には小さなステージが生まれ、窓台と一体化することで雛壇のような効果を生み出しています。
また、壁面全体を本棚にすると圧迫感が強くなることから、これを緩和するために右側から左側に向かって段々に高さを変えたデザインが採用されています。この階段状のデザインにより、本棚の一部が空間となり、背面のコンクリート調のアクセントウォールが際立つようになっています。
フィラー板を挿入する
賃貸住宅にお住まいのお客様の場合、壁に傷をつけずに本棚を固定したいと考える方が多いです。これは賃貸住宅に限らず、多くの方が共通して抱える悩みです。今回のお客様も室内の壁を傷つけたくないという理由から、フィラー板を用いた本棚の固定方法を選びました。
フィラー板を使用する方法は、本棚の縦材の上部と天井との隙間にフィラー板を差し込み、天井までぴったりと持っていくというものです。この手法により、本棚が倒れようとする際に天井に引っかかって倒れにくくなります。最終的に本棚の最上部にフィラー板を挿入し、壁一面に完全にフィットした本棚が完成します。
窓下の最下段には「Shelf キャスター付き収納ボックス」を2台ご利用いただいています。乱雑になりがちな小物、玩具などを見せない収納として機能させます。
この事例と関連するプロダクト