これまでも多くのマルゲリータをご利用いただいている（株）ぷろぺら様の新たな分室で「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台導入いただきました。
4面に窓のある明るい室内に
テレビ番組制作会社（株）ぷろぺら様の新しい分室は、全ての壁面に窓がある明るい部屋です。制作の作業場として、打ち合わせスペースとして、時に仮眠室として、フレキシブルにお使いいただけるスペースになっています。真ん中に折りたたみ式のテーブルとキャスター付きのチェアを配置して、２つの壁に2台の「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置していただきました。いずれの本棚にも、撮影や編集に関する様々な小道具などが収納されていて、道具棚としてお使いいただいています。
分室の入口から入って右側の壁を背に、縦7コマ×横7コマの本棚が設置されています。この本棚の背後は腰窓になっていて、窓にかかったカーテンが本棚の棚板を透かして見えています。本棚の左側にはカーテンのかかった腰窓が、右側にはガラスのはまった開き戸があり、大型の本棚の背景からもカーテン越しの光が入ってくる、広く明るい壁面が形成されています。
マルゲリータの壁一面の本棚は四隅に置かれたブレース材によって水平方向への剛性が確保されているため背板がありません。ぷろぺら様は、これまでも何台ものマルゲリータの本棚を活用されているので、このように窓の前に本棚を置いても外からの光が遮断されないことを熟知されているご様子です。
テーブルのあるエリアと室内の奥まったエリアとの境目にはグレーのソファが置かれ、最奥にはキッチンのシンクが備え付けられています。こちら側にも腰窓とガラスの入った開き戸があって外光が入ってきています。グレーのソファと直交する位置に、壁を背にして縦7コマ×横5コマの本棚が設置されていて、ここにはシュラフやテント、卓上ガスコンロ、ケトル、鍋などが収納されています。ソファの周辺には大型のスーツケースが置かれ、窓際には屋外用の椅子がスタッキングされていることなどから、屋外でのロケや不便な場所での野営などアウトドアでの活動の際に使う資材の置き場となっている様子です。
アウトドアで仕事する際には、道具を過不足なく持参することが重要です。持ち運ぶ道具は多過ぎれば邪魔になってしまいますが、少な過ぎると不便なうえ場合によっては危険な状況を招く可能性もありますので、出発前の荷造りは業務の遂行上で大切な段取りです。これらの道具が本棚のグリッドを活かして収納されていて、整理整頓された状態が保たれています。床から天井までを使った奥行350mmの壁面収納の機能により下に置いた道具の上に別の荷物が積み込まれてしまうようなことがなく、出し入れがしやすくて荷造り作業がしやすいメリットがあります。そして荷造りの最後に行うチェックでは必要なものが本棚に取り残されていないかを確認しやすく、置き忘れを防止することができます。また、常に本棚に残るものは使用頻度の低いものだとわかるので、道具を管理しやすくなり、道具の新陳代謝を検討する際の判断の助けにもなります。
個人専用の作業場とは違って、複数のスタッフが同じ空間と道具を共同で使用して業務を完成させていくタイプの作業場では、整理整頓された環境は欠かせません。特に繊細な作業が必要な仕事のスムーズな進捗のためには作業環境が常に片付いていることは必須要件になります。この室内には撮影や編集のために必要な様々な備品などが大量に収納されていて、その収納の状況を整然と保つために、大型の本棚が活躍しています。
窓の前の本棚には、小さめの備品が小箱で分類された状態で収納されていますが、こうした小さなモノは収める場所が定まっていないと室内のあらゆる場所に散在してしまいがちで、そうなると必要な時に即座に取り出せずに探し回ることになってしまいます。まさに業務の停滞と言えますが、こうした事態は備品の定位置が定まっていれば防ぐことができます。
窓の前の本棚でも部屋の奥の本棚でも本棚の棚板のグリッドラインが整理整頓の基準線となっているので、モノを格納する際にもあまり意識したり迷ったりすることなく無造作に棚に置くだけで壁一面に整った環境が出来上がります。
本棚を活用して行う日常の整理整頓は習慣となりやすく、次第に動線が洗練されていくに従って働きやすい空間ができていき、作業のフローが中断されることのない効率の良い作業場としての余裕が生まれてきます。心地よく働きやすい環境の中で新しいアイデアやクリエイティビティが育っていく、そんな好循環も期待できそうです。
TV番組・動画制作の株式会社ぷろぺら
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