テラスハウスにお住いのお客様のマルゲリータ使用例です。
もともと「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をお使いいただいてましたが、この度その3段目の棚板に高さを合わせたデスクとなる形で「Shelf アンダーカウンター本棚」を特注製作いたしました。

直角に並ぶ本棚とデスクのレイアウトが絶妙です。机下収納も豊富なため机上は広いワークスペースとなり在宅ワークにも適した形になっています。
横板の見付を揃える
この書斎が端正に見える要因のひとつは、窓際に沿って伸びる長い作業デスクと、それに直交して連続する壁面収納の納まりにあります。作業デスクの天板の見付寸法と、壁面収納の同じ高さに位置する棚板の見付寸法を揃えることで、デスクから本棚へと水平ラインが連続しています。細部の寸法を合わせることで、異なる機能を持つ家具でありながら、ひとつの構成として見える仕上がりになっています。
一見すると気づきにくい部分ですが、机上面の高さと棚板のラインがそろっていることで、書斎全体に統一感が生まれています。作業面と収納面がL字型に連続し、視覚的な流れが途切れないため、室内に整理された印象を与えています。このように、家具同士の高さや(※)見付寸法を調整することは、使い勝手だけでなく、空間全体の見え方にも大きく関わります。デスクと壁面収納を一体的に計画することで、機能性と整った印象を両立した書斎空間となっています。
(※)見付け寸法 板材の木口の厚さ、正面から見た時の寸法

ディテールへの配慮
L字型の書斎レイアウトにより、室内を効率よく使いながら、窓に向かって作業できるワークスペースが構成されています。長い壁面に開口部があり、少し奥まった位置にベッドが置かれたシンプルな部屋ですが、そこにデスクと壁面収納を一体的に計画した家具を設置することで、空間全体に整った印象が生まれています。
この書斎が端正に見える理由のひとつは、細部の納まりにあります。デスクの天板、壁面収納の棚板、家具同士の取り合いなど、見付寸法や高さの関係を揃えることで、作業面と収納面が自然に連続しています。大きな意匠的操作ではなく、こうした細かな調整によって、部屋全体の見え方が整理されています。建築やインテリアにおけるディテールは、空間の品質を左右する重要な要素です。建築金物、造作家具の端部、素材同士の取り合い、寸法のそろえ方など、一つひとつは小さな要素であっても、それらが積み重なることで、使いやすさや見た目の整った印象につながります。
本件では、デスクと本棚を単に並べるのではなく、寸法やラインを合わせながら一体の家具として構成しています。その結果、ワークスペースとしての機能性を確保しながら、室内に過度な主張のない、落ち着いた書斎空間が形成されています。

この事例で特に配慮されているディテールは、L字型に配置されたデスク面の見付寸法を揃えている点です。見た目には大きく主張する部分ではありませんが、デスクから本棚へと連続する水平ラインを整えるうえで重要な要素となっています。本棚部分の横板は通常の仕様で構成されていますが、デスク面と同じ見付寸法に合わせるため、一部に別寸法の部材を加えています。構造上必ず必要な要素ではありませんが、家具全体の見え方を整えるために設けられた意匠上のディテールです。
このわずかな調整により、デスクと壁面収納が別々の家具としてではなく、一体の構成として見えるようになっています。機能面に加えて、細部の寸法を揃えることで、書斎全体に統一感が生まれ、落ち着いた印象のワークスペースが形成されています。

このような一体感のある構成が成立している背景には、当初からの計画性があります。最初に導入された壁面収納では、後にデスクを延長することを想定し、デスクと接続する位置の横材を通常とは異なる見付寸法で設定していました。つまり、壁面収納を設置した段階で、将来的にその横材の高さに合わせて窓際へデスクを伸ばす計画が組み込まれていたことになります。まず壁面収納を設置して収納物を整理し、その後、必要な使い方が明確になった段階でデスクを追加するという、段階的な導入が行われています。
デスクの着座部分には十分な作業幅を確保し、壁面からはL字型の金物で支持する構成としています。複数方向から天板を支えることで、作業面としての安定性を確保しながら、脚部の存在を抑えたすっきりとした納まりになっています。収納部分には、無印良品のファイルボックスを用いて、書類や細かな用品を分類して収納されています。見え方が揃うことで、収納物の量が多い場合でも全体が整理され、ワークスペースとして使いやすい環境が形成されています。

この事例と関連するプロダクト

壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。美術全集、画集など大型本の収納に。

机上を広く使えるデスク付きの本棚。




