じゃじゃの私設図書館

じゃじゃの私設図書館

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近年、地域の活性化や本を通じてのコミュニケーションを目的に、全国各地で私設図書館が生まれています。

Shelf 壁一面の本棚」をはじめ、多くのマルゲリータのプロダクトをご利用いただいている「じゃじゃの私設図書館」もその1つです。ここでは「じゃじゃの私設図書館」についてご利用頂いているマルゲリータのプロダクトとあわせてご紹介します。

定年退職を機に帰郷
自身の蔵書を活かし私設図書館をオープン

じゃじゃの私設図書館

じゃじゃの私設図書館」は、浜松市の佐鳴湖のほとりにある店舗面積約15坪ほどの私設図書館です。

館長である大場雅仁さんが図書館をオープンさせたのは、2020年10月。それまで都内で約40年に渡り都市開発の仕事に携わってこられました。通勤に毎日往復3時間掛けていたこともあり、通勤電車で読んだ蔵書は定年を迎えた頃には、3,000冊にも上っていました。定年を迎え郷里に帰るにあたって、これらの蔵書を活用して何か郷里に還元することはできないか?と考え、私設図書館の開設を決意されました。

図書館開設にあたり、かつて両親の住んでいた空き家を建て替え、1階を図書館に2階を住居としました。モノトーンを基調としたモダンな建物で、1階は多くの面がガラス張りになっており、外から館内のアクティビティが見えるよう設計されています。1階天井と外部のピロティの天井仕上を同じくすることで、空間に広がりを持たせ、外部と内部の境界を感じさせないオープンなつくりになっています。モダンでありながらふらっと気軽に立ち寄れる印象です。

カフェのみの利用もOK
本を中心にした地域のコミュニケーションの場に

じゃじゃの私設図書館

施設内には多数の本棚に小説や新書、コミック、絵本、児童書などさまざまなジャンルの本が並べられています。

本の貸出は無料、併設されたカフェスペースのみの利用も可能です。カフェの利用者もスマホを見て過ごすという方はほとんどおらず、訪れる方の多くが本を手に取ってゆっくりと時間を過ごしています。私設なので図書館であっても私語を慎む必要もありません。時にはおしゃべりを楽しみながら落ち着いた雰囲気の中、読書を楽しむことができます。不要になった書籍の引き取りも行っており、オープン時には3,000冊ほどだった本も7,500冊ほどに増えました。

施設の運営も大場さんの他、ボランティアスタッフで運営されています。図書館を中心に地域の人々とのコミュニケーションが広がっています。

マス目の美しさや大容量の収納力が
マルゲリータ本棚の採用の決め手に

じゃじゃの私設図書館

大場さんがマルゲリータに出会ったのは新築にあたって設計をお願いした建築士の方からの紹介でした。整然と区画されたマス目の美しさとそれを際立たせる棚厚・側板厚の薄さに惹かれ、館内の全ての本棚にマルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」を採用することになりました。

1階は開放感を高めつつ、できるだけ多くの本を開架できるよう、天井高を極力高くするなど設計にも工夫を凝らしており、高さを活かしつつ大容量の収納力を誇る本棚は図書館にぴったりだったようです。

「じゃじゃの私設図書館」で
ご利用いただいている
マルゲリータプロダクトを紹介

Shelf 壁一面のA5判本棚

Shelf 壁一面のA5判本棚

A5判サイズに特化した「shelf壁一面のA5判本棚 奥行180mm」です。コミック本、ビジネス書、一般書や辞書まで、さまざまなジャンルの本が納められています。壁上部のエアコンに干渉しないよう一部の柱のみカット加工するなど、スペースを無駄にしない工夫をしつつ、最大限の収納力を確保しています。

Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm

Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm

こちらは、幅325×奥行250×高さ335mmとA5判本棚より大きめのコマになります(Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm)。ファッション・デザイン・建築分野に多いA4より少し大きめの本や雑誌を収納できるサイズです。奥行き250mmと薄型本棚のため、大型でも圧迫感なく、コマの内部に前後の無駄なスペースを生むこともなく本が収納できます。

Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm

Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm

窓下のサイズに合わせて一部をロータイプに加工した奥行250mmタイプの本棚です。本棚の一部が窓で切り取られたようにぴったりと納まっています。

Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm

Ladder マガジンラック

大型の本や雑誌をディスプレイできる木製マガジンラックです。カフェのカウンター脇の壁に壁に設置されていました。表紙をインテリアとして楽しむことのできます。こちらのサイズには15冊の大型雑誌が納まります。デザイン性の高い表紙の雑誌や映画、建築の本などつい手に取ってみたくなる本が並べられています。

私設図書館を
新しい文化・情報を発信する
プラットフォームに

現在、「じゃじゃの私設図書館」では、図書館やカフェとしての通常の使い方だけでなく読書会などのイベントも開催するなど、地域に文化・情報を発信するスペースになりつつあります。

「図書館には文化情報発信基地としてのいろいろな可能性があると思っています。今後はさらに、浜松の新たな文化の創造に寄与するカルチャー・プラットフォームを目指していきたいと思います。」と館長の大場さんは語ってくださいました。


この特集の関連プロダクト

Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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Ladderシリーズ / 梯子のように立て掛けて使う収納ラック。モノを美しく見せながら収納、展示。

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